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宅配ならではの代金回収方法「代金引換」!導入するメリットとは?

公開日:2023.03.29

宅配ならではの代金回収方法「代金引換」!導入するメリットとは?

こんにちは。リコーリース集金代行サービスライターチームです。

通販では、注文を受けた事業者が商品を指定された場所に配送する手段として宅配がよく用いられます。宅配を利用する場合、実店舗での買い物でも使われるクレジットカード決済や電子マネー決済に加えて、代金引換も決済手段に含めることができます。今回の記事では、その代金引換について仕組み、メリット・デメリット、手数料、導入の流れなどを詳しく解説していきます。

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1.代金引換は宅配特有の代金回収方法

代金引換は、宅配特有の代金回収方法です。注文を受けた事業者が、商品の配送を宅配会社に任せます。その際に、代金回収の代行もあわせて委託された宅配会社の配達員が、商品と引き換えに購入者から代金を受け取ります。配達員が集めた代金は、決済代行会社に渡される仕組みになっており、そこから事業者の口座に振込まれます。ここで配達員が受け取るのは、引き渡す商品の代金だけでなく、送料や代引き手数料も含まれています。

代金引換における支払いは、商品の受け取りと同時なので対面で行われます。主に現金での支払いとなりますが、宅配会社によってはクレジットカード、デビットカード、電子マネーなどのキャッシュレス決済にも対応しています。代金引換で対応するキャッシュレス決済の種類は増えており、日常的にキャッシュレス決済で買い物をしている人にとっては利便性が高くなっています。利便性が高くなれば、利用者の増加も見込めるので今後注目されている決済方法です。なお、現金で支払う場合、購入者は配達員が来るときまでに必要な額の現金を用意しておかなければいけません。もし、不足が生じて支払いができない場合は、配達員は商品を持ち帰り再配達となります。

2.代金引換を利用するメリットとデメリット

代金引換をより深く理解するためには、メリット・デメリットも確認しなければいけません。ここでは、代金引換を利用するメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

購入者にとってのメリットとデメリット

ここでは代金引換を利用するときに、購入者にとってのメリットとデメリットとなることは何かを解説していきます。

購入者にとってのメリット

購入者が代金引換を利用するメリットと言えるのは、安全性が高まることです。商品の受け取りと代金の支払いが同時ということは、少なくとも頼んだ商品が目の前にあるということです。通販では代金を支払ったのに、商品が届かない、不良品や間違った商品が届くというトラブルが時々起こります。特に悪徳業者が仕掛けた通販詐欺の場合、代金を受け取った直後に音信不通となり被害者が泣き寝入りすることが少なくないので、深刻な問題です。代金引換を利用すれば、代金を支払う時に商品を確認できますし、商品が届かないときには支払わないで済むので、そういったトラブルを防げます。安心して買い物ができる決済方法と言えるでしょう。

安全性が高まるということでは、個人情報が漏洩することがないこともメリットと言えるでしょう。クレジットカード番号や銀行口座番号などの個人情報は、万が一にも第三者に漏れたら悪用されてしまうリスクがあります。そのリスクをわかった上で、ネットショップに個人情報を登録する人が多いでしょうが、代金引換を利用すれば個人情報を登録せずとも買い物が可能です。もし、ネットショップがハッキングなどの被害に遭ったとしても、ネットショップのデータベースには漏洩して困る個人情報がないので影響は少ないでしょう。

代金引換には、利便性が高まるというメリットもあります。例えば、受取場所をコンビニや宅配会社の営業所にしておけば、自宅以外でも商品を受け取りが可能です。コンビニであれば、夜中でも受け取れるので仕事帰りに立ち寄ることもできます。家族に知られずに商品を受け取ることも可能です。また、クレジットカードを持っていなくても、買い物ができるのも便利です。クレジットカードの審査に落ちた人や十分な収入がなくクレジットカードの申し込みができない人でも、代金引換なら気軽に利用できます。

購入者にとってのデメリット

購入者にとってのデメリットになることは、商品代金と送料以外にも手数料がかかることが挙げられます。代金引換手数料は1回あたり数百円程度ですが、頻繁に買い物をする人には大きな負担となるでしょう。商品価格が安いネットショップで買い物をして得をしたつもりでも、代金引換手数料を考慮すれば最寄りの実店舗で買う方が安いということもありえるので注意が必要です。他には、支払い時にクレジットカード等のキャッシュレス決済に宅配会社が対応していない場合、現金が必要になることもデメリットです。不足すると商品を受け取れないので、必要な額の現金を手元に置いて置かなければいけません。事前に、銀行やコンビニなどのATMで現金を引き出しに行く手間がかかります。

支払いをする際に生じるデメリットとしては、対面で行うので宅配ボックスが使えないことが挙げられます。自宅を受取場所としている場合は、在宅しなければいけません。日時指定で受け取り時間を絞り込むことはできますが、その時間帯は配達員が来るまで外出ができなくなります。数分で終わる代金引換のために、何時間も待ち続けることがストレスだと感じる人もいるでしょう。

多くのメリットがある代金引換ですが、離島などの一部地域では対応していません。代金引換以外の決済手段を用意する必要があります。具体的に、代金引換に対応していない地域を知りたければ、宅配会社やネットショップのWebサイトに掲載されている情報を参考にしたり、メール等で問い合わせてみましょう。

ネットショップにとってのメリットとデメリット

ここでは代金引換を利用するときに、ネットショップにとってのメリットとデメリットとなることは何かを解説していきます。

ネットショップにとってのメリット

ネットショップが、決済手段に代金引換を導入するメリットは、買い物をしやすくするということです。個人情報の漏洩や使いすぎなどのリスクを懸念して、クレジットカード決済に抵抗を感じる人が少なくありません。特に支払う相手が見えないネットショップは、クレジットカード決済に抵抗を感じる人にとって買い物をしにくいお店です。また、クレジットカード決済を嫌い、所有すらしていない人もいます。クレジットカード決済に抵抗がない人でも、年齢や収入などが理由でクレジットカードを持っていない人も少なくありません。そういった人たちでも、代金引換であれば気兼ねなく買い物ができます。

クレジットカード決済ができる人だけを相手に商売をするというスタンスでも良いのですが、それでは代金引換を導入している競合店に客を取られてしまいます。代金引換の導入は機会損失を防ぎ、売り上げを増やすことに役立ちます。また、代金引換は、クレジットカード番号などの個人情報を入力しないことで、安全性が高まると同時に注文完了までの工程を短縮できます。ネットショップでは、カゴに商品を入れても手間のかかる入力作業に嫌気が差し途中で離脱してしまう「カゴ落ち」が珍しくありません。手間を省ける代金引換は、「カゴ落ち」対策として有効です。

買い物をしやすくすることで、新規顧客の獲得も期待できます。高齢者や若年層は、ネットショップでの買い物に慣れていない人が少なくありません。そういった人たちを取り込む上で、障がいとなる決済の複雑さを代金引換ならば解消できます。一度でも注文をしてくれたら、買い物を簡単にできたという体験を得られるので、リピーターになってくれる可能性が高まるでしょう。そういうリピーターを一人でも多く獲得できれば、今後の売り上げは向上します。

ネットショップにとってのデメリット

ネットショップが代金引換を導入する上で、受取拒否は深刻なデメリットです。ネットショップからすれば、注文した商品を届けたときには、代金を支払って受け取ってもらわなければ困ります。しかし、気が変わったとかお金がないという理由で受取拒否をして、商品が戻ってくることがあります。その場合、商品の往復にかかる送料と代金引換手数料を支払うことになるのは、代金をもらえずに困っているネットショップです。受取拒否で生じた損失を取り戻すためには、多くの商品を売らなければならないでしょう。

代金を支払ってもらったとしても、現金決済ではなくクレジットカード決済の場合はネットショップ側にとって負担がかかります。それは、クレジットカード決済は、ネットショップがカード会社に事務手数料を支払う仕組みになっているためです。クレジットカード決済の事務手数料は、客が支払う代金に上乗せして回収できないので、ネットショップの得られる利益は目減りします。また、宅配業者が回収した代金は、決済代行会社を通じてネットショップの口座に振込まれます。その際に発生する振込手数料も、ネットショップの負担となれば利益はより少なくなります。

新規顧客の獲得を期待できる代金引換ですが、特定の客層が離れる可能性もあります。離れてしまうのは、一人暮らしの女性です。宅配業者を装って、一人暮らしの女性を狙う犯罪があるため、配達員と対面することを避ける女性が少なくありません。代金引換は対面で代金を支払う必要があるので、警戒心の強い女性は他の決済手段を用意していないネットショップを利用しなくなるでしょう。

3.代金引換で発生する手数料

代金引換は手数料が発生する決済方法です。導入を考えているならば、手数料のことをよく調べておく方が良いでしょう。ここでは、代金引換で発生する手数料について、詳しく解説をしていきます。

代金引換手数料が発生する理由

代金引換手数料が発生するのは、購入者が支払った代金をネットショップに渡すための手間賃が必要となるためです。代金引換では、宅配会社が購入者から商品代金を受け取ります。代金引換を利用する購入者は1件だけではないので、代金を受け取るたびにネットショップの口座に振り込むことは困難です。そこで回収した代金を宅配会社がまとめて保管し、それから決済代行会社に渡してネットショップの口座へ振込をすることになります

ネットショップの口座への振込は、ネットショップからの希望を反映したタイミングで実行される仕組みです。全国各地のネットショップや企業に、異なるタイミングで振込手続きを行うために、決済代行会社は大変な労力を費やします。絶えず行われるネットショップへの振込を円滑に行うために必要な費用が、代金引換手数料の正体です。決済代行会社の努力で代金引換の仕組みが維持されている限りは、代金引換を利用するたびにネットショップあるいは購入者が代金引換手数料を負担しなければいけません。

ショップごとに代金引換手数料が異なる理由

代金引換手数料がネットショップごとに異なる理由は、代金引換手数料の負担割合をネットショップの裁量で決められるためです。自分の負担を減らしたいネットショップの場合、購入者の負担する代金引換手数料が高くなります。逆に、集客力を高めたいと思っているネットショップならば、代金引換手数料を自分が多く負担しようとするので、購入者の負担が軽くなります。なおネットショップと購入者が代金引換手数料を負担するケースでも、負担割合が公平に五分五分となるわけではありません。同じ商品を購入した場合でも、負担割合が異なれば代金引換手数料の金額が変わります。

代金引換で複数の商品を購入した場合の手数料は?

複数商品の購入で代金引換での支払いを選んだ場合、代金引換手数料を決めるのは回収金の総額です。合計一万円となる複数商品を一括で発送した場合と5,000円ずつ2回の配送をした場合では、代金引換手数料の合計額が同じです。なぜ、発送の回数が異なっても、代金引換手数料が同じになるのかというと、決済代行会社の負担が変わらないことが理由です。宅配会社から決済代行会社に渡される代金ですが、一括配送でも複数配送でもまとめて同じ金額をネットショップに振り込むことになります。そのため、手間賃である代金引換手数料は変わらないという理屈です。しかしながら、送料については発送回数にともなって負担が増えるので、その点は注意しなければいけません。

4.代金引換を導入する手順

代金引換を導入したいと考えたならば、最初にやることが宅配会社への申込みです。大手宅配会社であれば、公式のWebサイトから申込みができます。申込みの画面で、商号・会社名・担当者名などの必要事項を記入して送信をすれば、審査が始まります。審査に要する期間は、宅配会社によって異なりますが1週間から1ヶ月程度が目安です。決済代行会社の審査も代金引換の審査は、クレジットカードやローンに比べて厳しいものではないとされていますが、落ちてしまったときには実績を積むか、他の宅配会社へ申し込みましょう。審査に通り、システムに登録すれば代金引換を利用できるようになります。

代金引換の申込みでは、法人ならば履歴事項全部証明書、個人事業主は住民票や本人確認書のコピーなどが必要になります。またネットショップならば、特定商取引法に基づく表示、価格が確認できる商品ページも宅配会社に見せなければいけません。もし、Webサイトをつくっている最中であれば、デモ画面を用意しておきます。代金引換を利用するとき、利用できる決済手段も決めておく必要があります。現金、クレジットカード、デビットカードなどの決済手段から、目的や利益のことを考えて最善の選択をしましょう。

  

選択肢の1つに集金代行サービスを加えよう

代金引換を導入すれば、ネットショップの売り上げを増やせる可能性があります。しかし、代金引換業務が負担ということであれば、リコーリースの集金代行サービスの利用を考えてみましょう。導入費用0円、請求件数1件から利用できるので、気軽に導入できます。興味があるなら、まずはフリーダイヤルもしくはお問い合わせフォームから、お気軽にお問い合せ下さい!

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