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オンライン診療向けの決済システムを選ぶ方法は?導入のコツや注意点を紹介

2025.09.11

2025.09.11

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オンライン診療を実施するに当たって、診療費をどのように決済するかは重要な問題です。患者の利便性を高めつつ決済業務を効率化するには、適切な決済システムを導入する必要があります。しかし、どのようなシステムを導入すればよいか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、オンライン診療で利用できる決済方法の特徴や導入時のポイントなど、新たに決済システムを導入する方が知っておきたい情報を詳しく解説します。導入のコツや注意点を正しく理解することで、スムーズに導入・運用できるでしょう。

オンライン診療で利用できる主な決済方法と特徴

PCを利用したオンライン決済
オンライン診療は患者と対面しないため、非対面で診療費を支払える方法を用意する必要があります。具体的にはどのような支払い方法があるのでしょうか。ここでは、オンライン診療をスタートする際に用意しておきたい代表的な決済方法を紹介します。

モバイル決済

モバイル決済は、スマートフォンを使って簡単に支払いができるシステムです。代表的なサービスには、QRコード決済やバーコード決済、非接触型決済などがあります。

患者は自分のスマホがあればモバイル決済を利用でき、すぐに診療費を支払うことが可能です。また、アプリ上で支払い履歴を簡単に管理できます。

初期費用は比較的安価で、医療機関側の導入メリットも大きいのが魅力です。オンライン診療を実施するなら、積極的に活用するとよいでしょう。

クレジットカード決済

クレジットカード決済も利便性が高く、オンライン診療におすすめの決済方法です。突然の病気で急な診察が必要になっても、クレジットカードがあればすぐに受診できます。

診療費が高額になった場合でも、分割払いやリボ払いで、負担を一時的に軽減することも可能です。さらに、カード会社のポイントが貯まるため、実質的な医療費負担を軽減できます。

医療機関側にとっては、診療費がクレジットカード会社から入金されるため、未収金のリスクを低減できる点がメリットです。

口座振替

口座振替は、クレジットカードやスマホがなくても利用可能です。銀行口座があれば誰でも利用できるため、オンライン診療を実施するなら導入しておくとよいでしょう。

口座振替は、事前に口座を登録しておけば、指定日に自動的に診療費を引き落とせる仕組みです。支払い忘れを防ぎやすく、定期的な通院が必要な慢性疾患の患者に適しています。

窓口決済

オンライン診療は対面診療と組み合わせて行うことが基本であるため、オンライン診療を受けた後、次回の来院時に窓口で診療費をまとめて支払う方法もあります。かかりつけ医として定期的に通院している患者であれば、この方法を検討してもよいでしょう。

クレジットカードがなかったりインターネットバンキングを契約していなかったりするなどの理由で、オンライン決済が難しい場合でも利用できます。

医療機関側にとっても、既存の会計システムをそのまま活用できるため、新たな決済システムの導入コストがかかりません。ただし、支払いが完了するまでに時間差が生じること、現金管理の業務負担が発生することには注意が必要です。

オンライン診療向けの決済代行サービスを導入するときに意識したいこと

PCの前でオンライン診療を受ける2人のシニア
実際に何らかの決済システムを導入する際は、患者の利便性と医療機関の業務効率化を両立させることを意識する必要があります。

決済システムを選ぶ際には、決済手段の豊富さや使いやすさ、導入・運用コストなどに目を向けましょう。ここでは、適切な決済システムを選ぶために押さえておきたい4つの重要なポイントを詳しく解説します。

複数の決済手段に対応しているサービスを選ぶ

オンライン診療で利用する決済代行サービスを選ぶときは、できるだけ複数の決済手段を用意しているところがおすすめです。患者によって使いたい決済方法が異なるため、多くの方法に対応していればそれぞれのニーズに応えられます。

サービスごとに対応している決済手段の種類が異なるため、まずは対応している決済手段を一通りチェックしてみましょう。

使いやすさを重視しているサービスを選ぶ

決済システムの使いやすさもサービス選定における重要なポイントです。使いやすいシステムであれば、患者側・医療機関側双方の負担を軽減できます。一方でどれだけ機能が充実していても、操作が複雑では使い続けるのが難しくなります。

さらに、専用ソフトウェアのインストールやシステム構築が不要で、ブラウザから直接利用できるものなら、インターネット環境があれば利用できるため、導入がより容易になるでしょう。

併せて、診察後の処方箋送付や薬の配送まで一括で対応できるシステムを導入すれば、診療から薬の受け取りまでをワンストップで完結できます。使いやすさへの配慮は、オンライン診療の普及と患者満足度向上を考える上で欠かせません。

適切なコスト負担で導入できるサービスを選ぶ

オンライン診療の決済システムを導入する際には、一定のコストが発生します。かかるコストは初期費用や手数料などさまざまです。

まずは初期費用・手数料を比較し、無理なく負担できるものを選びましょう。医療機関の規模や決済件数などを考慮し、適切なサービスを選ぶことが大切です。ただし、コスト面だけに目を向けず、機能やサービス内容もきちんとチェックしましょう。

既存システムと連携できるサービスを選ぶ

既存の電子カルテや予約管理システムと連携できるサービスを選ぶと、より業務を効率化できます。システム間の連携がスムーズにできれば患者情報や診療記録、決済履歴などのデータを一元管理できるためです。ヒューマンエラーの予防にもつながります。

連携を重視するなら、API連携機能を持つ決済システムがおすすめです。APIを活用すれば複数の医療システムと柔軟に接続できます。例えば、予約システム・受付システム・電子カルテ・決済システムをまとめて連携すれば、当日の診療をよりスムーズに進められます。

オンライン診療向けの決済システムを導入するときの注意点

注意看板を指さしている人
セキュリティリスクやトラブル発生時の対応など、安全性や確実性も決済システム選びにおける重要な要素です。ここでは、オンライン診療を安全に運用するために、導入前に確認しておきたい重要な注意点を詳しく見ていきます。導入してから後悔しないためにも、ここでチェックしておきましょう。

セキュリティレベルをチェックする

オンライン診療では、患者の個人情報や病歴、決済情報など、機密性が高いデータを扱います。これらの情報が漏えいすれば患者のプライバシーを侵害し、医療機関の信頼も大きく損ないかねません。

そのため、決済システムを選ぶ際は、医療情報システムの安全管理に関するガイドラインなども参考に、セキュリティ体制についても確認しましょう。十分なセキュリティ体制を整えているサービスを選ぶことで、情報漏えいのリスクを軽減できます。

また、スタッフが情報漏えいさせないよう、導入するときにはセキュリティ関連の研修を実施することも大切です。

トラブル時の対処法を考えておく

クレジットカードの有効期限切れや限度額超過、通信障害などのトラブルは起こり得るものです。こうしたトラブルに備えて、決済手段は複数用意しておきましょう。複数の決済手段があれば、いずれかでエラーが発生した場合でも別の方法に切り替えられます。

併せて、決済エラーが発生した際の対応フローを明確にしておくことも大切です。いざというときにスムーズに対応できるようにマニュアルを作成し、定期的な研修を実施するとよいでしょう。また、サポートが充実した決済サービスを選ぶことも重要です。

オンライン診療向けの決済サービスを導入するならリコーリースへ

通帳と印鑑、カレンダー
これからオンライン診療をスタートし、新たな決済システムを導入するならリコーリースの集金代行サービスがおすすめです。

すでに導入している医療機関もあり、実績が豊富で信頼できるサービスといえます。小規模なクリニックでも無理なく始められる仕組みが整っているのも魅力です。ここでは、リコーリースの魅力をさらに詳しく紹介します。
リコーリースの集金代行サービス

口座振替とコンビニ決済に対応

リコーリースの集金代行サービスは、口座振替とコンビニ決済に対応しています。

口座振替は、事前に登録した口座から診療費を引き落とすシステムで、定期的な通院が必要な慢性疾患の患者向けです。毎月決まった日に自動で引き落とされるため、残高不足などがなければ支払い忘れの心配がありません。リコーリースの口座振替は、全国ほぼ全ての金融機関に対応。導入手続きが煩雑とされる口座振替を手軽に導入できます。

コンビニ決済は、払込票を用いてコンビニ店頭などで支払いを行う方法です。リコーリースでは、全国のコンビニやスーパーマーケットなど66,000店舗に対応。無料のオプションサービスとして、スマホアプリから場所を選ばず支払いができる「スマホ決済サービス」も提供しています。

自分のスケジュールに合わせていつでも支払いでき、クレジットカードを持たない患者や現金払いを希望する患者にも好評です。

初期費用0円で小規模なクリニックにも対応可能

小規模なクリニックにとって、決済システムの導入における初期費用は大きな負担になりがちです。しかし、リコーリースの集金代行サービスは初期費用0円で導入できます。

また、請求件数1件から利用可能です。利用しなかった月は基本料金も発生しないため、患者数が少ない場合やオンライン診療を試験的に始めたい場合にも向いています。

できるだけコストを削減しつつ必要な決済サービスを導入したいと考えているなら、ぜひご検討ください。

導入実績が豊富でサポートも充実

導入後のサポート体制も充実していて、専用のフリーダイヤルで操作方法や不明点について丁寧な電話サポートを受けられます。導入・運用でトラブルが発生したときにすぐ問い合わせられるため、初めて導入する方も安心です。

すでに導入している医療機関も多く、実績が豊富なのも魅力。信頼できる集金代行サービスを探している方は、ぜひリコーリースにご相談ください。

まとめ

PCの前でオンライン診療している医師の様子
オンライン診療を導入するには、非対面で診療費を収受するための決済システムを導入する必要があります。非対面の決済には、モバイル決済やクレジットカード決済、口座振替などがあり、それぞれ特徴が異なります。

決済システムを選ぶ際には、決済手段の豊富さに加え、使いやすさ、導入・運用コストなどもチェックしましょう。

これからオンライン診療のための決済システムを導入するなら、口座振替とコンビニ決済に対応していて導入実績が豊富なリコーリースの集金代行サービスをご検討ください。サポート体制も充実していて、万が一トラブルが発生しても落ち着いて対処できます。

尾﨑 宗則

【監修】尾﨑 宗則 リコーリース株式会社 BPO本部長

1999年リコーリース株式会社に入社。
情報システム部や事業統括部門、営業部門の支社長、子会社(テクノレント社)の営業統括本部長など、重要なポストを歴任した後、2025年4月~決済サービスを管轄するBPO本部長に就任。
数々の商品企画やシステム開発に携わり、豊富な経験と実績・幅広い分野の知識を有するゼネラリスト。