スマホ決済のメリット・デメリットを紹介!導入前に知っておきたいこと
2024.10.02
2024.10.03
スマホの普及に伴い、現金を持ち歩かずに買い物ができる「スマホ決済」が急速に広がっています。これからスマホ決済を導入しようと思っているものの、詳しい仕組みやメリット・デメリットに関して疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、スマホ決済のメリットとデメリットを含め、導入前に知っておきたい重要なポイントを紹介します。
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目次
スマホ決済とは?基本的な仕組みと種類
スマホ決済は、現金が不要で利便性が高いことから、現代の決済システムの中でも特に注目を集めています。その基本的な仕組みと主な支払い方法について、詳しく見ていきましょう。決済方法ごとの違いを理解することで、最適なスマホ決済の選び方が分かります。
スマホ決済の主な種類と特徴
スマホ決済は、主に3種類に分けられます。それぞれの特徴は以下の通りです。
種類 | 特徴 |
非接触型IC決済 | スマホを決済端末にかざして支払う |
バーコード決済 | 決済用のバーコードを読み取って支払う |
キャリア決済 | スマホの通信料金と合算して支払う |
非接触型IC決済は処理速度が速く、バーコード決済はECサイトで買い物をした際の代金などを、スマホから好きなタイミングで支払えるのが特徴です。キャリア決済はクレジットカード情報の入力が不要で、支出管理がしやすいメリットがあります。
スマホ決済の支払い方法の違い
スマホ決済で使用した代金の支払い方法は、大きく3つに分類されます。支払い方法を以下にまとめました。
支払い方法 | 特徴 |
前払い | 事前にアプリにチャージして残高の範囲内で使う |
即時払い | 決済時に口座から即座に引き落とす |
後払い | クレジットカードと連携して後日支払う |
導入するスマホ決済によってどの支払い方法になるかが異なるため、導入前にきちんと調べておきましょう。
スマホ決済を導入するメリット
スマホ決済の導入は、事業者にとって多くのメリットをもたらします。ここでは、スマホ決済導入によって得られる主な3つのメリットについて詳しく見ていきましょう。
・現金の取り扱いを減らせる
・顧客の利便性が高まる
・未収金が発生するリスクを減らせる
以上のメリットを魅力的だと感じるのであれば、スマホ決済の導入を積極的に検討することをおすすめします。
現金の取り扱いを減らせる
事業者にとって、現金管理の手間を大幅に軽減できるのは大きなメリットです。現金の取り扱いが減ることで、人的ミスや紛失・盗難のリスクも低下します。トラブルリスクが減れば、より安全な運営が可能です。
また、現金管理にかかっていた時間を他の業務に充てることで、サービスの質の向上や売上増加にもつながるでしょう。
顧客の利便性が高まる
スマホ決済は、顧客にとって利便性を大幅に向上させる魅力的な取り組みです。支払いがスムーズになり、かかっていた時間と手間を短縮できます。スマホひとつあれば瞬時に決済が完了し、現金やカードを探す必要もありません。
また、多様な決済手段に対応することで、「財布に現金がない」という理由での支払い機会の損失を防げるでしょう。
ポイント還元やキャンペーンなどの特典も魅力的で、満足度向上につながります。スマホ決済は顧客と事業者の双方にとって、便利でお得な決済方法です。
未収金が発生するリスクを減らせる
未収金リスクを大幅に軽減できるのもメリットです。特にキャリア決済では通信会社が債権を引き受けるため、事業者のリスクは大幅に低くなります。不正利用や支払い不能のリスクを低減できるのは、事業者にとってうれしいポイントです。
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スマホ決済を導入するデメリット
スマホ決済には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。以下では、スマホ決済を導入する際に考慮したい主なデメリットについて詳しく解説します。それぞれのデメリットに対して適切に対処しましょう。
一定の手数料が発生する
スマホ決済では、決済時に手数料が発生します。ただし、クレジットカードや電子マネーなど、他の決済方法でも同様に手数料が発生するため、致命的なデメリットにはなりません。
スマホ決済の手数料を現金管理や未回収リスクの軽減といったメリットと比較すると、十分に許容範囲内といえます。手数料の詳細は各サービスの提供者に確認しましょう。
システムを導入する必要がある
新規導入時にはシステムの整備が必要です。専用のデバイスやアプリケーションを用意し、既存システムとの連携も考慮しなければなりません。これには一定の時間やコストがかかります。
しかし、長期的に見れば業務効率化や顧客満足度向上などのメリットが、デメリットを上回る可能性が高いといえます。
スマホ決済を導入する方法と注意点
スマホ決済の導入は、ビジネスの効率化と顧客満足度向上につながる重要なステップといえます。しかし、適切な準備と運用が不可欠です。
ここでは、スマホ決済を導入する際の具体的な手順や必要な準備、そして導入後の効果的な運用方法とトラブル対応について詳しく解説します。
スマホ決済導入の手順と必要な準備
スマホ決済の導入は4つのステップで進めます。スマホ決済は、各スマホ決済会社と個別契約を行うと申請・審査・契約から経理処理までをそれぞれ行う必要があり、手間や時間がかかるため、代行業者に依頼するのが一般的です。代行業者を利用する場合、以下の流れで手続きを行います。
1.導入するスマホ決済を決める
2.代行業者に申し込む
3.店内の環境を整備する
4.運用を開始する
契約後の環境整備や運用方法は導入するスマホ決済によって異なるので、代行業者と相談をしながら進めるとよいでしょう。
スマホ決済導入後の運用とトラブル対応
運用段階では、スタッフ全員が新システムに慣れることが重要です。マニュアルを整備し、適切に取り扱えるようにしましょう。通信障害や決済エラーなどに備え、サポートの連絡先を把握しておくことも大切です。
キャッシュレス化に伴うスマホ決済の普及状況
スマホ決済は利用者・事業者双方にメリットのある便利な支払い方法ですが、いざ導入するとなると普及状況が気になる方もいるのではないでしょうか。ここでは、キャッシュレス化が進む現代において、スマホ決済の普及状況や活用方法について紹介します。
スマホ決済の普及状況|利用者は年々増加傾向にある
経済産業省が2024年3月に発表した「2023年のキャッシュレス決済比率」によると、キャッシュレス決済額は日本全体の消費支出額の39.3%を占める結果でした。その中でも、スマホ決済が含まれる「コード決済」の決済額はクレジットカードに次いで2番目に多くなっています。
また、「コード決済」の決済額は、2018年から2023年まで継続して増え続けていることから、今後もスマホ決済利用者の増加が予想されます。
コンビニ支払いにもスマホ決済が広がっている
スマホ決済が活用されているのは店舗での支払いだけではありません。スマホ決済に対応していれば、ECサイトなどで買い物をした際に送られてくるコンビニ支払いの払込票もスマホ決済が可能です。
払込票に印刷されたバーコードを指定のスマホ決済アプリで読み取るだけなので、コンビニまで行く必要なく支払いができ、利便性の高い決済方法といえるでしょう。
総務省が発表した「令和5年 通信利用動向調査報告書(世帯編)」によると、インターネットを使って商品を購入した方の決済手段の中で、コンビニ支払いの利用者は34.7%に上ります。これはクレジットカード、電子マネーに次いで3番目に多い結果です。これからコンビニ支払いを導入するなら、スマホ決済に対応した代行業者を選ぶとよいでしょう。
リコーリースのスマホ決済を導入して集金業務を効率化しよう
リコーリースのコンビニ決済の場合、払込票のバーコードをスマホの各アプリで読み取って支払いができる「スマホ決済サービス」がご利用いただけます。
【ご利用できるスマートフォンアプリ】
・PayPay
・PayB(ペイビー)
・楽天銀行
・LINE Pay
・ゆうちょPay
・ファミペイ
これらのサービスを導入することで、現金を取り扱うリスクの軽減や入金確認の自動化が可能になり、事務処理の負担が大幅に軽減されます。利用者は使い慣れたアプリで簡単に支払いができるため、顧客満足度アップにもつながるでしょう。
スマホ決済は、利便性の高さから年々利用者が増加している決済方法です。導入のメリットとしては、会計の効率化や未回収リスクの軽減が挙げられますが、費用やセキュリティ対策などのサービス内容を踏まえて導入を検討することが大切です。
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