「口座振替」「コンビニ決済」による事業者向け代金回収サービス

リコーリース株式会社 集金代行サービス

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ネットショップで使える決済方法7選|それぞれの特徴と最適な選び方

2025.10.10

2025.10.10

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ネットショップを立ち上げる際、「どの決済方法を導入するか」は売上に直結する重要な選択です。実際に、希望する決済方法がないという理由だけで約70%の利用者が購入をやめてしまうという統計があります。

本記事では、ネットショップで使用されている7つの主な決済方法の特徴を紹介します。最適な決済方法を決めるためのポイントやおすすめの導入手段も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ネットショップで使用されている決済方法と特徴

4つの決済方法が書かれたブロックと、それを選ぶ人の手元

現在のネットショップでは、利用者のニーズに応じた多様な決済方法の提供が売上向上の鍵となっています。

総務省が発表した「令和6年通信利用動向調査報告書(世帯編)」によると、インターネットにより商品等を購入した 15 歳以上の人が使用している決済手段の割合は以下の通りです。

決済手段 割合
クレジットカード払い(代金引換時の利用を除く) 79.8%
電子マネーによる支払い(〇〇ペイなどのQRコード決済、楽天Edy、Suicaなど) 43.5%
コンビニエンスストアでの支払い 33.7%
インターネットバンキング・モバイルバンキングによる振込 23.0%
銀行・郵便局の窓口・ATMでの振込・振替 23.0%
代金引換 16.1%

参考:令和6年通信利用動向調査報告書(世帯編)

ここでは、ネットショップで用いられている主要な7つの決済方法の特徴を詳しく解説します。

クレジットカード決済

クレジットカード決済は、ネットショップ決済の約8割を占める主要な決済方法です。利用者がクレジットカード情報を入力すると、カード会社が商品代金を立て替え払いし、後日利用者の銀行口座から引き落とされる仕組みになっています。

事業者にとっては、高額商品でも購入のハードルが下がり売上向上につながるほか、未払いリスクを回避できる点も大きなメリットといえるでしょう。一方で、決済手数料が3〜5%程度かかることや、入金まで1週間〜1ヶ月程度の時間を要する点には注意が必要です。

利用者側は現金を持参せずに済み、分割払いやポイント還元などの特典を受けられます。ただし、カード情報の漏洩リスクや使いすぎへの懸念もあります。

電子マネー決済(QRコード決済)

電子マネーは、カードやスマホを専用端末にかざして支払う電子決済で、QRコード決済はスマホアプリでQRコードを読み取って支払う決済方法です。支払いには、事前にチャージする方式や、銀行口座と連携する方式などがあります。

<代表的な電子マネー決済>

  • Suica
  • PASMO
  • 楽天Edy
  • iD

<代表的なQRコード決済>

  • PayPay
  • 楽天ペイ
  • ファミペイ
  • auPay

電子マネーは専用端末を導入する際に費用がかかりますが、QRコード決済はQRコードの設置だけで開始できるため導入ハードルが低くなっています。特にスマートフォン利用が多い若年層をターゲットとするネットショップでは必須の決済方法といえるでしょう。

コンビニ決済

コンビニ決済は、約4割のネットショップ利用者が活用する重要な決済方法です。クレジットカードを持たない若年層や、オンライン決済に不安を感じる高齢者層から高い支持を得ています。

支払い方法には「払込票方式」と「ペーパーレス方式」の2種類があります。払込票方式では、事業者から送付される払込票をコンビニのレジで提示するだけで支払いが完了します。ペーパーレス方式は、購入時に発行される受付番号を店内のマルチメディア端末に入力し、発券される申込券をレジで提示する仕組みです。

最大のメリットは、コンビニの営業時間内であれば24時間365日支払いができる利便性の高さと、入金確認が迅速に行える点です。一方、支払い忘れによるキャンセルや、30万円未満という支払い上限には注意が必要です。

インターネットバンキング

インターネットバンキング決済は、高額商品の購入や法人間取引で特に重要な役割を果たす決済方法です。利用者は所有するネット銀行口座から、直接商品代金を振り込みます。

事業者側の大きなメリットは、クレジットカード決済と比較して手数料が安く抑えられる点です。一方で、利用者がインターネットバンキングの契約をしていない場合は利用できないため、顧客層が限定されるという課題があります。

利用者にとっては、銀行に行く手間が省けることに加え、口座残高の範囲内での決済のため使いすぎを防げる安心感が魅力です。ただし、フィッシング詐欺などのリスクがあるため、適切なセキュリティ対策が求められます。

口座振替・口座振り込み

口座振替は、銀行口座から自動的に代金を引き落とす決済方法で、口座振り込みは利用者が自分で銀行口座から事業者の口座へ振り込む決済方法です。

口座振替の最大のメリットは、代金回収の確実性と利用継続率の向上です。利用者が支払いを忘れることがなく、事業者は安定した収益を確保できます。また、クレジットカードを持たない層にもアプローチ可能で、機会損失を防げます。

反面、申し込みから振替開始まで1〜2ヶ月かかる点や、残高不足による回収失敗リスクには注意が必要です。口座振り込みでは、利用者が振込手数料を負担するため、小額商品では敬遠される傾向もあります。

キャリア決済

キャリア決済は、商品やサービスの代金を月々の携帯電話料金と合算して支払う決済方法です。ドコモの「d払い」、auの「auかんたん決済」、Softbankの「ソフトバンクまとめて支払い」などが代表的で、携帯電話契約があれば誰でも利用できる手軽さが魅力です。

クレジットカード情報などを入力する必要がなく、各キャリアのIDとパスワードのみで決済が完了するため、オンライン決済に不安を感じる層や未成年者でも安心して活用できます。事業者にとっては、キャリアが代金を立て替えるため未回収リスクがない点が大きなメリットです。

一方で、利用限度額が低く設定されているため、高額商品の販売には不向きな面もあります。

代金引換

代金引換は、商品の配達時に配送業者へ代金を現金払いする決済方法です。高齢層や初回購入の方から特に支持されています。

商品到着時に現物を確認してから支払えるため、オンライン決済に不安を感じる方でも安心して利用できるでしょう。また、クレジットカードを持たない層やインターネットバンキングを利用していない方にも、ネットショップでの購入機会を提供できます。配送業者が代金回収を代行するため、確実な入金が期待できる点が魅力です。

ただし、1件あたり330円程度の代引き手数料が発生し、商品受取拒否のリスクもあります。配達時の在宅や現金準備が必須となるため、利便性の面では他の決済方法と比較して制約があることも理解しておくとよいでしょう。

ネットショップの決済方法を決めるときのポイント

「○」「×」のプラカードとスマホ、カードを乗せたカートのミニチュア

ネットショップ決済方法の選択には、売上最大化と効率的な運営の両方を実現するための重要なポイントがあります。ここでは、決済方法を決定する際に押さえておくべき3つのポイントについて解説します。

決済方法は複数用意する

利用者の離脱を防ぐため、ネットショップでの決済方法は複数用意することが重要です。

競争が激しいネットショップ業界では、好みの決済方法がない場合、利用者を競合サイトに奪われる可能性が高くなります。同じ商品を扱うショップが複数あれば、決済方法の豊富さが最終的な購入の決め手になることも少なくありません。

決済方法を増やすとその分導入にかかる手間も増えるため、複数の決済方法をまとめて導入できる集金代行サービスを利用するのもおすすめです。

利用者ニーズに適した決済方法を選ぶ

利用者の属性や商品特性に応じて決済方法を選択しましょう。年齢層によって好む決済方法は大きく異なるため、ターゲット層を明確にした上で最適な組み合わせを検討する必要があります。

10代・20代前半では、クレジットカードの保有率が低いため、コンビニ決済やキャリア決済が効果的です。一方、30代以上の層では、クレジットカード決済や口座振替など、支払いの手間の少ない決済方法のニーズが高まります。

商品カテゴリーも決済方法選択の重要な判断材料です。例えば、化粧品や健康食品などの定期購入商品では、自動支払いに対応したクレジットカード決済や口座振替により、継続率が向上します。

利用者ニーズと商品特性の両方を考慮することで、購入機会の最大化と顧客満足度の向上を実現できます。

手数料と入金サイクルをチェックする

導入する決済方法によって、手数料や入金サイクルも異なります。手数料については、クレジットカード決済で決済金額の3~5%程度、コンビニ決済や口座振替は1件あたり数百円程度が一般的な相場とされています。

月間の決済件数や平均単価を考慮すると、手数料の違いが年間で数万円から数十万円のコスト差を生む場合があるため、実際の決済件数も踏まえた見積もりを比較・検討することが大切です。

同様に、入金サイクルもサービスによって大きく異なります。仕入れ資金や運転資金の調達が必要な事業では、入金サイクルの短縮が経営の安定化につながります。

複数の決済方法をまとめて導入するなら「集金代行サービス」がおすすめ

オフィスのデスクに座り、笑顔を浮かべるビジネスパーソン

ネットショップに決済方法を複数まとめて導入したい事業者にとって、集金代行サービスは効率的な選択肢の一つです。ここでは、集金代行サービスの基本的な仕組みから具体的な導入メリット、そして失敗しない選び方まで詳しく解説します。

集金代行サービスとは

集金代行サービスとは、事業者に代わって商品やサービスの料金を回収する専門サービスです。事業者と利用者の間に代行業者が入り、口座振替やコンビニ決済などの複数の決済方法を通じて料金を回収し、まとめて事業者の口座へ入金します。

毎月の集金業務を自動化することで、事業者の管理コストを大幅に削減できるのがメリットです。また、代金回収を代行するだけでなく、請求書発行から入金管理まで一貫して委託できるため、ネットショップ運営者の業務負担を軽減する重要なサービスといえます。

集金代行サービスを利用するメリット

集金代行サービスを利用することで、事業者には以下のようなメリットがあります。

  • 複数の決済方法を一元管理できる
  • 決済方法の導入手続きが簡素化される
  • 入金確認や消込作業といった請求業務が効率化できる
  • 売上金が一定周期で一括入金される
  • 未回収リスクが軽減できる

請求業務が効率化されることで、人的リソースを別の重要な業務に割くことができるようになります。また、未回収を防げれば、督促など負担の大きな業務の発生も避けられるでしょう。集金代行サービスの利用により、ネットショップの運営に注力でき、キャッシュフローの安定化にもつながります。

集金代行サービス選びのポイント

集金代行サービスを選定する際は、費用対効果とセキュリティの両面から慎重に検討する必要があります。まず、初期費用や月額基本料、振替手数料(請求手数料)といったコストを総合的に評価し、自社の取引規模に適した料金体系かを確認しましょう。

対応する決済方法の豊富さも重要な判断基準です。幅広い利用者ニーズに応えられるサービスを選ぶことで、機会損失を防げます。

セキュリティ面では、プライバシーマークやISO27001などの認証取得状況を確認することが不可欠です。利用者の個人情報や決済データを安全に管理できる体制が整っているかを慎重に見極め、信頼できる代行業者を選びましょう。

ネットショップの決済方法で迷ったら「リコーリース」へご相談を

コールセンターで対応する笑顔の女性2人

ネットショップの決済方法の選択でお悩みの方は、ぜひリコーリースへご相談ください。リコーリースの集金代行サービスは、小規模事業者にも対応し、初期費用無料という導入しやすさが特徴です。

ここでは、リコーリースの集金代行サービスの特徴を紹介します。

集金代行サービス

2つの決済方法をご用意

リコーリースは、ネットショップ運営者向けに口座振替とコンビニ決済という2つの決済方法を提供しています。

口座振替サービスでは、全国の都市銀行、地方銀行、ゆうちょ銀行、ネットバンクなど、ほぼ全ての金融機関からの自動引き落としに対応。公共料金と同じように利用者の預金口座から自動で代金を回収するため、支払い忘れによる未回収リスクを大幅に軽減できます。

一方、コンビニ決済サービスは、提携する全国66,000店舗のコンビニやドラッグストア、スーパーマーケットで24時間365日支払い可能です。クレジットカードを持たない若年層や、オンライン決済に不安を感じる高齢者層にも対応でき、顧客層の拡大が期待できます。

さらに、無料オプションの「スマホ決済サービス」を利用すれば、スマホ決済アプリからの支払いも可能です。

スマホ決済サービス

初期費用0円&1件から利用可能!小規模ショップにも

最低利用件数に縛りがある代行業者も存在しますが、リコーリースの集金代行サービスは請求1件からでも利用可能です。そのため、小規模ショップにとってもおすすめのサービスといえます。

また、初期費用0円で導入できることに加え、使わない月は基本料金も無料となるため、売上が不安定な立ち上げ期でもコストを気にせず導入できます。請求1件ごとに発生する手数料も業界水準と比較して低く設定されており、コストを抑えた料金体系を実現しています。

ご契約いただいた方には、請求情報を一元管理できる専用Webサイトが無償提供されるので、インターネット環境があればシステム構築等も不要で、すぐに使用開始が可能です。

導入前後の丁寧なサポートで最適な決済方法が分かる

ネットショップの決済方法は、専門知識がないと最適な選択が困難です。リコーリースでは、決済方法に精通した専門スタッフが、導入前後を丁寧にサポートします。

導入前の段階では、ヒアリングを通じて事業内容と顧客層を分析し、口座振替とコンビニ決済のどちらが適しているか、または両方の組み合わせが効果的かを提案します。具体的な手数料シミュレーションや導入スケジュールも詳しく説明するため、初めて集金代行サービスを利用する方も安心です。

さらに運用開始後も、フリーダイヤルによる電話サポートをご用意。操作方法の説明から定期的な決済方法の見直しまで対応するため、スムーズな運用が可能です。

まとめ

笑顔で通話をするビジネスパーソン

ネットショップの成功には適切な決済方法の導入が欠かせません。それぞれの決済方法の特徴を知り、ニーズに適した複数の決済方法を用意することで、利用者の離脱を防げます。

決済方法を選択するときは、顧客層と合わせて、手数料や入金サイクルを比較・検討することが重要です。複数決済を効率的に導入・管理するなら、集金代行サービスの活用もご検討ください。

リコーリースは、集金代行において40年以上の歴史を持つ老舗の代行業者です。コストを抑え、信頼できる集金代行サービスをお探しの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

尾﨑 宗則

【監修】尾﨑 宗則 リコーリース株式会社 BPO本部長

1999年リコーリース株式会社に入社。
情報システム部や事業統括部門、営業部門の支社長、子会社(テクノレント社)の営業統括本部長など、重要なポストを歴任した後、2025年4月~決済サービスを管轄するBPO本部長に就任。
数々の商品企画やシステム開発に携わり、豊富な経験と実績・幅広い分野の知識を有するゼネラリスト。