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PTA会費の集金トラブルを解消!5つの集金方法のメリット・デメリット

2025.03.07

2025.03.10

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PTA会費の集金に苦労している方は少なくありません。特に、昔ながらの現金集金では、封筒に入れた現金の紛失・盗難や管理業務、未納者への督促などの負担が生じます。

近年では、キャッシュレス決済の普及に伴い、PTA会費の集金方法も多様化していますが、トラブルを防ぐにはどの集金方法を選択すればよいのでしょうか。

本記事では、現金手渡しから口座振替、さらにはコンビニ決済まで、それぞれの集金方法のメリット・デメリットを解説します。PTA会費の集金業務を効率化するためにも、ぜひ参考にしてみてください。

PTA会費の主な集金方法

集金袋と電卓

学校現場で行われているPTA会費の集金方法には、それぞれ特徴があります。ここでは、従来の現金手渡しから、口座振替、銀行振り込み、コンビニ決済、スマホ決済まで、各方法のメリット・デメリットを解説します。

現金手渡し

PTA会費の現金手渡しは、伝統的な集金方法です。対面でのコミュニケーションを通じて、保護者との交流を深める機会にもなっているため、地域によっては現在も採用されています。

初期費用や月額基本料が不要で、すぐに始められるのが最大のメリットです。一方で、現金の紛失・盗難リスクや、集計作業の手間、多額の現金管理の負担が主なデメリットとして挙げられます。また、未納者への督促も役員の大きな負担となっています。

これらの課題に対しては、複数人での確認作業の徹底や、当日中の金融機関への入金といった対策が有効です。しかし、根本的な解決には至らないため、現金以外の集金方法への移行を検討する学校が増えています。

口座振替(口座引き落とし)

口座振替は、公共料金の支払いなどにも利用されており、保護者になじみのある集金方法です。銀行口座を登録しておけば、決まった日付に指定した額が自動的に引き落とされます。

未納者の特定が容易で、集金の期日に一斉に引き落としされることから、事務作業の効率化が可能です。また、現金の取り扱いリスクを回避でき、会計業務の負担も軽減できます。

デメリットは、引き落とし日が固定されているため、タイミングが合わない場合や残高不足による未納の恐れがある点です。また、導入時には口座振替依頼書の提出といった手続きを行う必要があります。導入前は、保護者への十分な説明と同意取得が重要です。

銀行振り込み

銀行振り込みは、現金集金のような紛失リスクがなく、口座振替で起こる残高不足による未納の恐れも低いのが特徴です。振り込み記録が残るため、使途不明金やトラブル防止に役立ちます。また、保護者の学校訪問を減らす観点からも、導入を検討する学校が増えています。

デメリットは、振り込み時に子どもの名前や学年、クラスなどを入力する必要があり、同姓や兄弟姉妹の場合は情報の照合作業が負担になりやすい点です。また、口座振替のように自動化はできないため、振り込み忘れによる未納や、振り込み時の入力間違いが発生する可能性もあります。

振込手数料を保護者負担とするか、PTA会計から支出するかなど、事前の取り決めも重要です。

コンビニ決済

コンビニ決済は、全国のコンビニ店頭で24時間365日支払いが可能なため、保護者の利便性を向上させたい場合におすすめの方法です。また、現金のやりとりが発生せず、集金した現金の紛失リスクも軽減できます。

ただし、手数料が発生するため、PTA会費の予算に応じた検討が必要です。また、支払期限を過ぎると再発行の手続きが必要になるため、支払い遅れへの対策を講じておくことも重要といえます。

スマホ決済

スマホ決済は、バーコード決済やQRコード決済などのスマホを活用した新しい集金方法です。保護者は24時間好きな時間に支払いができ、決済履歴も自動で管理されるため、利便性が高いのが特徴です。

決済履歴は自動でデータ化され、入金状況の確認や未納者への督促も効率的に行えます。現金を扱わないため、紛失リスクもなく、PTA役員の負担を大きく軽減可能です。

ただし、スマホを持っていない・操作に不安がある保護者への対応や、使用方法の説明方法をどうするかといった課題もあります。導入の際は、保護者の年齢層や利用環境を考慮し、従来の支払い方法との併用も検討するとよいでしょう。

PTA会費の集金における問題

玄関先で現金を手渡ししている様子

PTA会費の集金現場では、さまざまな課題が発生します。例えば、集金袋の受け渡しや現金紛失のトラブル、未納者への対応、そしてPTA役員の業務負担増加などです。これらの問題は、PTA本来の活動を妨げる要因となっています。

ここでは、集金現場で起きている具体的な問題とその対策について、実践的な視点から解説していきます。

現金受け渡しや紛失のトラブル

PTA会費を現金で集金する場合、「集金袋を渡したのに中身が入っていなかった」「受け取った・受け取っていないの行き違い」などの混乱が生じることがあります。

これらのトラブルを防ぐためには、集金袋を受け取った際にその場で中身を確認し、記録を取ることが重要です。また、現金の取り扱いは複数人で行い、当日中に金融機関への入金を済ませることで、紛失リスクを最小限に抑えられます。

数百名規模の集金となるPTA会費では、取り扱う現金の総額が大きくなるため、トラブルが発生した際の影響も深刻です。現金の受け渡しという行為自体にリスクが伴うため、PTA役員の精神的な負担も大きくなります。

このような課題を解決するには、口座振替やコンビニ決済などの導入を検討する必要があります。

未納者への対応

支払い忘れや入金遅延といったPTA会費の未納は、「督促業務」という追加の負担を生み出します。未納者への対応では、まず状況確認が重要です。保護者の入院など、やむを得ない事情が原因の可能性もあるためです。

督促の際は、メールや手紙など非対面での連絡を心掛けましょう。対面での督促は、人間関係の悪化を招く恐れがあります。

また、督促業務の発生を未然に防ぐには、複数の支払い方法を用意して保護者の利便性を高めることも重要です。支払いの自由度が高くなれば、回収率向上につながり、PTA役員の精神的負担も大幅に軽減できるでしょう。

PTA役員の負担増加

PTA会費の集金業務は、集金担当者の大きな負担となっています。特に現金を取り扱う場合、集計作業や現金管理に時間を取られ、本来のPTA活動に支障をきたすことも少なくありません。

実際、集金業務に対して、時間的拘束や精神的ストレスといった負担を感じているPTA役員も多く、PTA役員の負担が増加すると、次年度の役員が集まらなくなる可能性もあります。

この問題を解決するには、口座振替のように自動化が可能な集金方法の導入が有効です。集金代行サービスを利用すれば、会費の回収を代行してもらえるほか、口座振替の導入手続きも簡単になるため、役員の業務負担軽減につながります。

PTA会費の集金方法を変更するときのポイント

PTAのネームプレートをつけ、ノートにメモを取る人

現金取り扱いのリスクや役員の負担軽減、保護者の利便性向上のために、PTA会費の集金方法の変更を検討している方もいるでしょう。

そこで、PTA全体での合意形成の重要性から、システムのセキュリティ対策、代行業者の活用方法まで、集金方法を変更する際に重要となるポイントを解説します。

PTA全体で合意を得る

PTA会費の集金方法を変更する際には、事前の合意形成が重要です。特に運用コストや手数料は、PTA全体の予算に影響を与えるため、詳細な見積もりと丁寧な説明を心掛けましょう。

手数料は集金方法によって異なるほか、導入後の運用方法やトラブル対応についても慎重な検討が求められます。そのため、まずは複数の集金方法を比較検討し、PTA会員全体で議論を重ねることが大切です。

また、保護者の意見を事前にアンケートで集めることで、より多くの方に受け入れられる集金方法を選定できます。

システムのセキュリティ対策を万全にする

PTA会費をキャッシュレス化する際には、個人情報や決済情報の保護が重要です。不正アクセスや情報漏えいを防ぐため、必要最小限の情報収集に留め、アクセス権限を管理者のみに制限する必要があります。

また、システムには、ウイルス対策ソフトやファイアウォールなどの基本的なセキュリティ対策ソフトを導入し、定期的なセキュリティチェックも欠かせません。

さらに、情報漏えい時の対応手順を事前に定め、保護者への説明責任を果たせる体制を整えておくことも重要です。セキュリティ対策を万全にすることで、保護者は安心してキャッシュレス決済を利用でき、PTA会費の集金がよりスムーズになります。

代行業者に依頼する

PTA会費の集金方法を現金以外に変更する際は、代行業者の利用がおすすめです。その理由は、口座振替やコンビニ決済などを直接契約すると、導入手続きや運用管理に手間がかかるためです。

代行業者に依頼すれば、口座振替やコンビニ決済などの導入手続きが簡素化できるほか、複数の支払い方法を一括して導入できます。入金状況を確認できる専用システムを提供している代行業者であれば、会計処理の手間も大幅に削減可能です。また、直接的な現金のやりとりがなくなるため、紛失リスクや管理負担も軽減されます。

一般的に、代行業者への依頼には初期費用や手数料が発生しますが、中には初期費用が不要という業者も存在するので、事前にサービス内容や料金体系を比較・検討することが大切です。

PTA会費の集金を効率化!代行業者の選び方

スーツを着てファイルを抱え、カメラ目線で笑顔を向ける女性保護者との金銭的なやりとりを円滑にし、PTA活動を効率化するためには、適切な代行業者の選定が重要です。ここでは、代行業者を選ぶ際の3つのチェックポイントについて詳しく解説していきます。

提携している金融機関の数

PTA会費の回収率を上げるためには、保護者の利便性を高めることが不可欠です。例えば、代行業者を利用して口座振替を導入する際は、提携金融機関の数が豊富な業者を選びましょう。

メガバンクや地方銀行、ゆうちょ銀行、ネット銀行、信用金庫など、全国のほぼ全ての金融機関に対応している代行業者であれば、保護者は普段使用している口座からスムーズに支払いができます。

コンビニ決済を導入する際も同様に、提携しているコンビニチェーン数を確認しましょう。

導入実績と信頼度

代行業者を利用する場合、外部の業者に集金したPTA会費を預けることになるため、導入実績と信頼性が重要なポイントです。

豊富な導入実績を持つ代行業者は、長年の経験とノウハウを活かした安心できるサービスの提供に期待できます。特に、小中学校での導入実績が豊富であれば、学校特有の課題にも適切に対応できるでしょう。

代行業者の信頼性を判断する際は、代行業者のホームページに掲載されている導入実績や、業界での評価、口コミ情報も参考にしてみてください。

初期費用や月額基本料を含む手数料

代行業者を利用する際は、料金体系を詳しく確認することが重要です。口座振替の場合、手数料は大きく分けて4種類あります。

・初期費用:サービス開始時の登録料
・月額基本料:毎月のサービス利用料
・振替手数料(請求手数料):請求1件ごとに発生する集金代行に対する手数料
・振込手数料:代行業者が回収したお金をPTA側の口座に振り込む際の手数料

料金体系は代行業者によって異なるため、比較検討が欠かせません。導入時には、年間の請求件数と手数料を試算し、予算との兼ね合いを慎重に検討しましょう。

PTA会費の集金は「リコーリース」にお任せください

リコーリースでは、メガバンクから地方銀行、ネット銀行まで、全国の金融機関に対応した口座振替サービスを提供しています。このサービスを利用することで、保護者は公共料金と同じようにPTA会費を簡単に支払える上、学校側は集金業務の手間を削減できます。

サービス:口座振替サービス

また、リコーリースではコンビニ決済サービスも提供しており、保護者の利便性を向上させたい場合にも有効です。

サービス:コンビニ決済サービス

リコーリースの集金代行サービスは初期費用無料で、サービスを使用しない月は基本料金も発生しません。そのため、予算に不安を感じることなく導入を検討できます。

まとめ

学校のグラウンドに集まる子どもたちとその保護者

PTA会費の集金方法は、学校現場における重要な課題となっています。集金方法には現金徴収や口座振替など複数の選択肢があり、各学校の実情に応じて最適な方法を選択することが大切です。

特に近年は、未納対策や事務負担の軽減のため、口座振替への移行や代行業者への委託が注目されています。集金方法を変更する場合は、保護者へ丁寧に説明し、同意を得ましょう。

PTA会費の集金に口座振替やコンビニ決済を導入したいとお考えの方は、ぜひ導入実績20,000件超のリコーリースにお任せください。PTA会費のみならず、教材費や給食費、積立金などの学校徴収金の集金も可能です。学校との契約のほか、教育委員会を含む自治体(市区町村)との契約実績もあるため、さまざまなお悩みにも対応できます。

専用のフリーダイヤルにて、導入前から導入後までを丁寧にサポートしているため、代行業者の利用が初めての方も安心です。まずはお気軽にお問い合わせください。