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【一覧】決済手段には何がある?事業に適した選び方や導入のポイント

2025.03.07

2025.03.07

スマホを見せる女性と、そのスマホ画面をスキャナーで読み込む店員" alt="【一覧】決済手段には何がある?事業に適した選び方や導入のポイント">

決済手段の選択は、ビジネスの成否を左右する重要な要素です。適切な決済手段の導入は顧客の購買意欲を高め、反対に不適切な選択は機会損失を招くリスクがあります。

では、どのような決済手段を選択すれば、顧客満足度を高めながら、効率的な事業運営を実現できるのでしょうか。本記事では、各決済手段の特徴や選ぶ際のポイントについて解説します。

事業運営における決済手段選択の重要性

ノートパソコンとグラフが書かれた紙

ビジネスにおける決済手段は、事業の成長戦略に大きく影響を与える重要な要素です。現金払いや口座振替をはじめ、クレジットカード決済、コンビニ決済など、近年は多様な決済手段が登場しています。

ここでは、事業運営における決済手段選択の重要性について解説します。

決済手段は購買行動に影響を及ぼす

顧客の購買行動は、利用可能な決済手段によって大きく左右されます。特に、ECサイトでは決済手段の重要性が顕著です。

商品をカートに入れたものの、希望する決済方法が用意されていなければ、購入を諦めてしまう方もいるでしょう。例えば、クレジットカード決済のみに対応している場合、クレジットカードを持たない方は支払いを行えません。

このように、決済手段の選択は単なる支払い方法の問題ではなく、ビジネスの成長戦略に直結する重要な要素です。適切な決済手段を提供することで、顧客満足度の向上と売上の増加が期待できます。

日本における決済手段の動向

日本のキャッシュレス化は着実に進展しています。経済産業省の公表によると、2023年の決済比率は39.3%に達し、2022年の36%から上昇する結果でした。キャッシュレス決済の内訳で最も多いのは、クレジットカード決済(83.5%)です。

しかし、同年に公表された「キャッシュレスの将来像に関する検討会」のとりまとめによると、日本のキャッシュレス決済比率は32.5%であり、韓国の93.6%、中国の83.0%、アメリカの55.8%に対し、まだ現金支払いの割合が高い状況です。

政府はキャッシュレス化を推進しており、「2025年までに4割程度」を政府目標として掲げているため、今後もキャッシュレス化の動きが継続すると予想されます。

参考:2023年のキャッシュレス決済比率を算出しました

参考:キャッシュレスの将来像に関する検討会

【一覧】決済手段には何がある?

スーパーマーケットでカードを渡す女性客と店員

事業者が導入できる決済手段は、大きく現金払いとキャッシュレス決済を含む非現金決済に分類されます。非現金決済には、口座振替、銀行振り込み、クレジットカード決済、コンビニ決済、スマホ決済など複数の種類があるため、それぞれの特徴や利点を把握しておきましょう。ここでは、主要な決済手段について紹介します。

現金払い

現金払いは、手数料がかからず、年齢を問わず誰でも利用できる点が大きな特徴です。事業者側にとっても、売上が即座に現金化されるため、資金繰りの面で安定感があります。

しかし、紙幣や硬貨の管理に手間がかかり、万が一の紛失や盗難のリスクも伴う点には注意が必要です。また、釣り銭の受け渡しに時間がかかるため、店舗の業務効率化を妨げる要因になることもあります。

特に、集金業務においては、現金の持ち運びや管理に関するセキュリティ面での課題が大きく、スタッフの負担にもなりやすい決済手段といえます。

口座振替

口座振替は、毎月の決まった日に顧客の銀行口座から自動的に代金を引き落とす決済手段です。身近なところでは、公共料金のような定期的な支払いで利用されています。

口座振替の特徴は、支払いの自動化が可能な点です。自動引き落としにより、顧客の支払い忘れを防ぎ、事業者側の事務作業も大幅に削減できます。また、手数料が他の決済手段と比べて安価な点もメリットです。

一方で、口座振替の導入時には、顧客の口座登録の手続きが必要で、この手間が利用開始のハードルとなることがあります。導入時は、引き落とし開始までにかかる時間を把握し、計画的なスケジュールで進行することが大切です。

銀行振り込み

銀行振り込みは、顧客がATMやインターネットバンキングを利用して、事業者の指定口座に代金を送金する決済手段です。振り込み後、すぐに入金が確認できるため、急ぎの支払いにも対応できます。

また、窓口で取引する場合、限度額がないため高額決済にも適しています。インターネットバンキングを利用すれば、24時間いつでも手続きができる点も魅力です。

一方で、1件ごとに振込手数料が発生するため、少額の取引を頻繁に行う場合はコストがかかります。また、顧客自ら振込手続きを行う必要があるため、支払い忘れのリスクがある点には注意が必要です。

とはいえ、取引先との一時的な決済や、高額取引における信頼性の高い決済手段として、多くの事業者が活用しています。

クレジットカード決済

クレジットカード決済は、キャッシュレス決済の中で最も普及している決済手段です。手持ちの現金がなくても商品やサービスを購入でき、後払いで支払いができる利便性が魅力です。特に高額商品の購入や、ECサイトでの買い物で利用されています。

現金を扱う手間が省け、売上増加が期待できる点が事業者側のメリットです。一方で、手数料が比較的高い点や、不正利用によるチャージバックのリスクがあることは考慮する必要があります。

コンビニ決済

コンビニ決済は、事業者が送付した払込票や支払い情報を用いて、コンビニエンスストアで支払いができる便利な決済手段です。コンビニの営業時間内であれば24時間365日支払い可能で、クレジットカードを持っていない若年層にも利用しやすい点が特徴です。

支払い方法には、店頭で払込票を提示する「払込票方式」と、指定したメールアドレスなどに届いた支払い情報を使用する「ペーパーレス方式」があります。全国のコンビニで利用でき、迅速に支払い確認もできるため、事業者側の業務効率化にも貢献します。

デメリットは、コンビニチェーンごとにシステム連携が必要で、事業者が個人で導入するには手間がかかる点です。また、払込票方式の場合は、払込票の紛失リスクがあるため、再発行が必要になることもあります。

スマホ決済

スマホ決済は、スマホを使用して手軽に支払いができる決済手段です。非接触型IC決済、バーコード決済、キャリア決済など、多様な方式に対応しています。

種類 特徴
非接触型IC決済 スマホを決済端末にかざして支払う
バーコード決済 決済用のバーコードを読み取って支払う
キャリア決済 スマホの通信料金と合算して支払う

スマホがあればすぐに支払いができ、現金の取り扱いやクレジットカード等が不要な点がメリットです。特に若年層をターゲットとする事業者は、導入を積極的に検討する価値があるでしょう。

ただし、通信障害時のシステムダウンや、高齢者層での利用率の低さが課題として挙げられます。また、不正利用防止のためのセキュリティ対策も重要です。

自社に適した決済手段を選ぶためのポイント

スーツの男女3人が、斜め上を見て考えている様子

決済手段の選択は、顧客の利便性と事業の収益性に大きく影響します。年齢層や取り扱う商品・サービスの特性、取引金額の規模によっても、最適な決済手段は変わるものです。

自社に合った決済手段を選ぶためにも、ここで紹介するポイントを押さえておきましょう。

顧客層やニーズに合わせる

決済手段の選定では、顧客層やニーズの把握が重要なポイントです。例えば、若年層や学生をターゲットとする場合は、クレジットカードの所持率が低いため、コンビニ決済やスマホ決済を導入することで、機会損失を防げます。

高齢者層が主の場合は、スマホの操作に不安を感じる方も多いため、口座振替や銀行振り込みなど、従来からある決済手段を検討するとよいでしょう。

また、商品やサービスの特性によっても、最適な決済手段は異なります。定期購入サービスであれば口座振替やクレジットカード決済、デジタルコンテンツ販売であればキャリア決済など、商材に合わせた選択が重要です。多様な決済手段を用意することで、顧客の利便性が向上し、売上アップにつながるでしょう。

コストを比較して選ぶ

決済手段の導入にはさまざまなコストが発生します。口座振替やコンビニ決済、クレジットカード決済などは、導入手続きが煩雑なため、代行業者に依頼する方法が一般的です。

代行業者を利用する際には、初期費用や月額基本料といったコストが発生します。料金体系や提供している決済手段は代行業者によって異なるため、導入前に実際の運用を想定したコスト試算が重要です。代行業者に依頼することで削減できる業務負担や人件費と、決済手段の変更により発生するコストを比較した上で導入を検討しましょう。

また、決済手段が多くなればなるほど、導入・運用のコストは増加する傾向にあります。自社の集金頻度や取引規模に応じて過不足ない決済手段を選択することが重要です。「初期費用が無料」「使用しない月は料金が発生しない」といった代行業者を選べば、コストを抑えて利用できます。

集金代行サービスなら「リコーリース」

手を前に組み、笑顔のスーツの男女5人

リコーリースの集金代行サービスでは、口座振替とコンビニ決済の2つの決済手段を用いて、事業者の業務効率化を実現しています。ここでは、リコーリース「集金代行サービス」の具体的なサービス内容と活用方法について解説します。

サービス:集金代行サービス

口座振替とコンビニ決済に対応

リコーリースの集金代行サービスは、口座振替とコンビニ決済の2つの決済手段を提供しています。口座振替は、全国ほぼ全ての金融機関と提携しており、コンビニ決済は、全国約50,000店舗以上のコンビニエンスストアで支払いが可能です。

さらに、ペイジー口座振替受付サービスでは、キャッシュカードを専用端末で読み取るだけで、時間や手間がかかりがちな口座振替時の口座登録手続きが完了します。印鑑相違による手続きの遅延を防ぎ、事務作業の効率化にも貢献するおすすめのサービスです。

サービス:ペイジー口座振替受付サービス

専用Webサイトで集金業務の効率化が可能

集金業務の効率化には、代行業者が提供する専用システムの活用が有効です。リコーリースでは、専用Webサイトを利用するため、インターネット環境があればシステム構築や専用ソフトの購入が不要で、すぐに利用を開始できます。

専用Webサイト上で回収結果を確認でき、消込作業も簡単です。これにより、経理担当者の作業負担を大幅に軽減できます。また、口座振替とコンビニ決済のオプションサービスである「請求書発行代行サービス」を利用することで、請求書の印刷から封入、送付までの一連の作業を外部委託できます。

サービス:請求書発行代行サービス

初期費用は無料!コストを抑えて利用できる

リコーリースの集金代行サービスは、専用Webサイトを活用するため、初期費用は無料で、利用がない月は月々の基本料金も発生しません。口座振替とコンビニ決済の2つの決済手段に特化したことで、シンプルかつコストを抑えた運用ができるのが魅力です。

また、請求件数に制限がなく、1件から利用可能なため、取引件数が多くない個人事業主や新規法人も利用しやすいでしょう。

さらに、専門スタッフによるサポート体制も整っており、導入時から導入後の運用まで安心してご利用いただけます。

まとめ

答案用紙を持つ笑顔の子どもと塾講師現代のビジネスシーンでは、多様な決済手段に対応することが重要です。しかし、決済手段が増えすぎるとコストの負担が大きくなるため、多いほどよいというわけではありません。顧客層やニーズに合わせて、過不足ない選択肢を提供することが大切です。

集金代行サービスの利用を検討中の方は、ぜひリコーリースへご相談ください。代金回収において40年以上の実績があるリコーリースが、事業者様のお悩みを丁寧にヒアリングし、最適なプランをご提案します。