「口座振替」「コンビニ決済」による事業者向け代金回収サービス

リコーリース株式会社 集金代行サービス

決済代行会社とは?主なサービス内容や利用するメリット、導入事例をチェック!

2025.11.14

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決済代行会社とは代金・料金を収受する事業者に代わって、決済に関わる手続きを行う会社です。利用することで複数の決済サービスをまとめて導入できます。経理業務の効率化などを目的として、決済代行会社の利用を検討している方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、決済代行会社が果たす役割や基本的な仕組み、活用方法などを紹介します。自社のビジネススタイルや取り扱っている商品・サービスに合ったものを選ぶことで、経理業務を大幅に効率化できるでしょう。

決済代行会社とは?

スマホ上の二次元コードをスキャンしている
サービスや商品代金を支払う方法には、現金以外にも多種多様なものがあります。利用者は希望する決済方法に対応しているかによって、利用するサービスや店舗を決めることもあるため、複数の決済方法に対応することは重要です。

しかし、決済に関わる金融機関・信販会社・コンビニなどは数多く存在しています。決済方法を増やすには、それぞれの決済機関と契約する必要がありますが、このような契約を自社で締結すると手間がかかるだけでなく、管理も複雑になるでしょう。

決済代行会社は、決済機関との契約や管理に伴う煩雑な手続きを代行してくれるサービスです。決済方法を増やしたい事業者と決済機関を仲介し、申し込みや契約手続きといった業務を代行してくれるため、導入がスムーズになります。また、代金の回収や入金の管理なども任せられます。

決済代行会社が果たす役割

書類にサインしている人とそれを見ている人
決済代行会社は主に「契約代行」「システム構築・提供」「決済代行・入金管理」という3つの重要な機能を担います。それぞれの役割がどのように事業を支援するのか、詳しく見ていきましょう。

決済サービス提供元との契約代行

ECサイトやサービスで複数の決済方法を導入する場合、通常はそれぞれの金融機関やクレジットカード会社、コンビニ事業者、電子マネー事業者などと個別に契約を結ばなければなりません。

これには多大な手間とコストがかかるため、規模の大きな事業者を除き、自社で全て行うのは現実的ではないでしょう。

決済代行会社を利用すれば、煩雑な契約手続きを一括で任せられます。事業者は決済代行会社と契約するだけで、さまざまな決済方法をまとめて導入可能です。契約の手間を省いてスムーズに導入できるのは、大きなメリットといえます。

決済関連システムの構築・提供

決済を処理するシステムを構築して提供するのも、決済代行会社の役割です。例えば、複数の決済機関と個別に契約をした場合、各機関の仕様に合わせたシステムの準備が必要となり、システム開発・運用に多くの手間がかかるでしょう。

決済代行会社に依頼すれば、すでに用意されたシステムを利用するだけで、請求や決済処理、売り上げ管理をまとめて実施できます。

メンテナンスをはじめ、システム関連の管理業務を大幅に削減できるのも大きなメリットのひとつです。

決済の代行・入金管理

事業者が各決済機関と直接契約した場合、決済機関ごとに入金サイクルが異なるため、個別に管理しなければなりません。

しかし、決済代行会社なら、各決済機関で回収したお金を、取りまとめて入金してくれます。煩雑になりがちな入金管理業務を大幅に簡素化できれば、空いたリソースをより重要な業務に振り分けられるようになるでしょう。

決済代行会社が提供する主な決済方法

銀行ATMを操作している人
決済代行会社を選ぶ際には、どのような決済方法を選択できるかが重要です。以下では決済代行会社を通して使える主な決済方法について説明します。

・クレジットカード決済
・口座振替
・コンビニ決済
・二次元コード決済
・その他の決済

決済方法ごとの特徴を知り、決済代行会社の選定に役立てましょう。

クレジットカード決済

クレジットカード決済とは、利用者が保有しているクレジットカードを登録して支払いを行う方法です。

商品・サービスを購入した際の代金は、クレジットカード会社が利用者に代わって支払います。利用者は後日クレジットカード会社との契約に基づいて、決められた支払日に、1か月分の利用代金をまとめて支払うのが基本です。

実店舗での買い物だけでなくECサイトを利用する際にも、クレジットカードが広く使われています。世の中にはさまざまな種類のクレジットカードがありますが、決済代行会社を利用すれば複数のカード会社と簡単に契約できるため、利便性が高まるでしょう。

口座振替

口座振替は、商品の購入代金や利用サービスの料金を利用者が指定した銀行口座から引き落とす決済方法です。

利用者が引き落としに使用する口座を一度登録すれば、その後は自動で引き落としが行えます。口座残高が十分なら支払い手続きや送金が不要なため、定期的に支払いが発生するサービスに適した決済方法です。

決済代行会社を使えば、複数の金融機関にまとめて対応できます。また、キャッシュカードで口座登録を行う「ペイジー口座振替受付サービス」や、オンラインで口座登録が完了する「ネット口座振替サービス」を提供しているところを選べば、口座登録もスムーズです。

コンビニ決済

何らかの理由でクレジットカード決済や口座振替を利用できない場合でも、コンビニ決済であれば現金ですぐ支払えます。多くのコンビニは24時間営業していて全国各地に店舗があるため、利用者の都合に合わせて支払いができる点がメリットです。

決済方式には「払込票方式」と「払込用番号方式」があります。「払込票方式」は、商品購入やサービスの申し込み後に送付される払込票を利用者がコンビニに持参し、レジで支払いを行う仕組みです。

「払込用番号方式」はメールなどで払込番号を通知する方法で、利用者はその番号を使用してレジで支払います。

二次元コード決済

二次元コード決済とは、スマホと二次元コード(QRコード)を組み合わせて決済する方法です。利用方法はサービスや店舗によって異なり、以下の2パターンがあります。

・ユーザースキャン方式:店舗側が提示した二次元コードを利用者が読み取って決済する
・ストアスキャン方式:利用者のスマホに表示された二次元コードを店舗のデバイスで読み取って決済する

ユーザースキャン方式であれば専用端末が不要で、導入コストを抑えられるのがメリットです。

その他の決済

決済方法は他にも複数あるため、必要に応じて導入を検討しましょう。代表的な決済方法の例を挙げると、以下の通りです。

  • 銀行振り込み:事業者が指定した銀行口座に利用者が代金を振り込む
  • 電子マネー決済:ICカードやスマホなどに搭載された電子マネーで決済する
  • ポイント決済:貯まったポイントを使用して代金を支払う

自社の業種や利用者の年齢層といった要素を考慮して、適したものを導入しましょう。

決済代行会社を利用するメリット

MERITと書かれたブロック
決済代行会社を利用することには、いくつかの大きなメリットがあります。ここでは、具体的なメリットについて解説します。

これらが自社にとって魅力的であると感じるなら、ぜひ導入を検討してみましょう。

複数の決済方法をスムーズに導入できる

決済代行会社を利用して複数の決済方法を導入する大きなメリットは、煩雑な手続きを一本化できることです。通常は各決済機関と個別に契約を結ぶ必要があります。しかし、決済代行会社を利用すれば一括で契約できるため、契約や申し込み手続きなどの手間を大幅に削減可能です。

さらに、事業者は煩雑な業務から解放され、本来の事業に注力できます。新たに決済システムを整備したいと考えているのであれば、まず決済代行会社の利用を検討するとよいでしょう。

決済関連の窓口を一元化できる

決済代行会社を利用すれば、決済関連の窓口を一元化できます。銀行や信販会社などと個別に契約すると契約先ごとに問い合わせ先が異なり、管理が煩雑になりがちです。

しかし、決済代行会社を利用していれば、不具合が発生したときや質問があるときは決済代行会社のサポート窓口に問い合わせられます。問い合わせ窓口が一本化されることで管理しやすくなり、業務効率が大幅に向上するでしょう。

オムニチャネルに対応しやすい

オムニチャネル戦略とは、実店舗やECサイト、SNSといった利用者との接点(チャネル)を統合する販売戦略のこと。オムニチャネル戦略を成功させるには、実店舗とECサイトなど複数の販路における決済システムを効率的に管理する必要があります。

決済代行会社を活用すれば各販売チャネルの決済データを一元管理できます。実店舗での購入履歴やポイント情報がオンラインでも反映される仕組みを構築することで、顧客満足度が向上し、リピート率アップも期待できるでしょう。また、データ統合により、顧客行動を総合的に分析し、マーケティングに生かしやすくなるのもメリットです。

経理担当者にとっても複数チャネルの売り上げ管理や入金確認作業を簡素化でき、バックオフィス業務を効率化できます。

請求・督促業務の負担を軽減できる

請求書の発行や入金管理、督促などの業務負担を軽減できるのも、決済代行会社のメリットです。決済代行会社と契約して、請求書の発行代行を依頼したり、回収率の向上によって督促件数が減ったりすれば、精神的・時間的に負担が大きいこれらの業務に悩まされることを防げるでしょう。

中には、入金が滞った場合に保証してくれるサービスもあります。売り上げを回収できないリスクがなくなれば、資金繰りの安定にもつながります。

さらに、代金回収を決済代行会社が一括して行うことで、入金日が毎月一定となり、売り上げ管理がスムーズになるのもメリットです。

決済代行会社を選ぶときにチェックしたいポイント

一部に赤チェックが入っているリスト
決済代行会社を選ぶ際に忘れずチェックしたいのは「決済方法の種類」「費用」「セキュリティ」です。さらに、それぞれの会社が持つ強みやアピールポイントを比較・検討すれば、ニーズに合った決済代行会社を選べるでしょう。以下でそれぞれ解説します。

希望する決済方法を提供しているか

決済代行会社を選ぶ際に重視したいポイントのひとつは、自社が導入したい決済方法に対応しているかどうかです。利用者は最適な決済方法がなければ、違う事業者を探すこともあるでしょう。最適な決済方法が利用できるかどうかは、売り上げに直結する可能性が高い重要な要素といえます。

決済代行会社によって取り扱っている決済方法はさまざまなため、自社の顧客層が求める決済方法をカバーしているか確認しましょう。

さらに、決済方法の細部まで確認することが大切です。口座振替なら利用できる金融機関の数、コンビニ決済であれば対応店舗数をチェックします。導入後に後悔しないためにも、サービスの内容を細かくチェックしてから契約先を選びましょう。

費用面の折り合いが付くか

決済代行会社を使うと、初期費用とランニングコストが発生します。「初期費用」は決済代行会社のシステムを導入する際にかかるコストです。「ランニングコスト」は、導入後に発生する各種手数料などを指します。

導入時は、決済代行会社が提供するサービスの利用メリットとサービスの利用にかかるコストを比較・検討しましょう。金額だけを見るのではなく、適切な費用負担で、必要十分なサービスを提供してくれる決済代行会社を選ぶことが大切です。

セキュリティはしっかりしているか

複数の決済方法を導入すると、利用者の情報を保持・管理する必要性が生じます。情報漏えいを防ぐためにも、決済代行会社を選ぶ際にはセキュリティレベルを忘れずにチェックしましょう。

国際規格を満たしているところやセキュリティ認証を受けているところを選べば、より安心です。

トラブル発生時のサポートがきちんとしているか

決済代行会社では、専用Webサイトなどを利用して管理を行うのが一般的です。そのため、システムトラブル発生時のサポート体制が整っているかを忘れずにチェックしましょう。

電話やメール、チャットなど複数の方法で問い合わせられる体制が整っていれば、トラブルの内容や緊急度に応じて対応できます。

特にECサイトを運営している場合、キャッシュレス決済は24時間利用されるため、深夜や早朝のトラブルにも対応できるサポート窓口があるところを選ぶのがおすすめです。併せて、トラブル発生時の連絡先や対応フローを事前に整備しておけば、迅速な対応が可能になります。

決済代行会社の導入プロセス

新たに決済代行会社を利用すると決めてから実際に利用開始するまでには、おおむね1か月~2か月程度かかります。利用開始までの主な流れは以下の通りです。

1.導入前の要件整理:利用したい決済方法をリストアップし、取り扱っている決済代行会社を探す
2.問い合わせ・見積もり取得:契約を予定している決済代行会社に連絡して見積もりを取得する
3.申し込み:決済代行会社へ申込書やその他の必要書類を提出する
4.審査:決済代行会社が実施する審査を受ける
5.契約:審査を通過したら契約を締結する
6.テスト:システムの動作状況を確認し、きちんと決済できるか確認する
7.運用開始:実際に導入して利用をスタートする

必要なときに利用できるよう、導入を決めたらできるだけ早く手続きを開始することをおすすめします。

信頼できる決済代行会社を探しているならリコーリースへ!

手を胸に当てて笑顔を浮かべる3人のビジネスパーソン
これから決済代行会社と契約しようと考えているものの、どこがよいか分からず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。契約先を決めかねているなら、ぜひこの機会にリコーリースをご検討ください。

リコーリースは、代金回収において40年以上の歴史と20,000社を超える導入実績を持つ老舗の代行業者です。

ここではリコーリースの集金代行サービスを利用する主な3つのメリットを紹介します。

リコーリースの集金代行サービス

初期費用0円!低コストで利用しやすい

一般的に、決済代行会社との契約時には一定の初期費用が発生します。しかし、リコーリースの集金代行サービスは初期費用0円で導入可能です。管理に使用する専用Webサイトも無償提供されるため、導入時のコストを抑えられます。

また、サービスを利用しなかった月の基本料金も0円という体系になっており、無駄なコストが発生しません。請求件数が少なくても利用しやすいサービスです。

請求件数は1件からでも利用可能。会社設立直後や新規事業の立ち上げ時などで取引先が少ない状況でも無理なく利用できます。

口座振替とコンビニ決済を導入可能

リコーリースの集金代行サービスでは、口座振替とコンビニ決済の2つの決済方法を提供しています。口座振替サービスは都市銀行や地方銀行だけでなく、ゆうちょ銀行やネットバンクなど、全国ほぼ全ての金融機関に対応しているため、多くの方が利用しやすいでしょう。

コンビニ決済は、セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートをはじめとする全国のコンビニやスーパーマーケットなど66,000店舗以上で利用できて便利です。さらにスマホ決済アプリにも対応しているため、払込票があれば、スマホからいつでも支払えるのも魅力といえます。
リコーリースの口座振替サービス
リコーリースのコンビニ決済サービス
リコーリースのスマホ決済サービス

導入前後のサポートが充実している

導入前後のサポート体制が充実していて、疑問があるときにすぐ問い合わせて解決できるのもリコーリースのメリットです。導入検討段階では事業内容や課題を詳細にヒアリングし、最適なプランを提案します。

契約後も安心して利用し続けられるように専用のフリーダイヤルを完備。操作方法などの問い合わせにも丁寧に対応しています。初めて利用する場合は使い方が分からないなどでサポートを必要とする可能性が高いため、充実したサポートは大きな魅力といえるでしょう。

ニーズに合う決済代行会社を選ぼう

2枚の請求書と電卓・ボールペン
決済代行会社は、複数の決済機関との契約代行やシステム構築、入金管理などを担う会社です。利用者は決済代行会社と契約するだけで、手軽に自社の決済体制を整えられ、業務効率を大幅に向上できます。

新たに決済代行会社と契約するときは、自社のニーズに合致したところを選ぶことが大切です。

契約先選びで迷っている方は、口座振替とコンビニ決済に対応しており、実績が豊富なリコーリースの集金代行サービスをぜひご検討ください。

初期費用0円・請求は1件からでも利用可能な上、導入前後のサポートも充実しています。小規模な事業者でも使いやすく、信頼できる決済代行会社をお探しの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

尾﨑 宗則

【監修】尾﨑 宗則 リコーリース株式会社 BPO本部長

1999年リコーリース株式会社に入社。
情報システム部や事業統括部門、営業部門の支社長、子会社(テクノレント社)の営業統括本部長など、重要なポストを歴任した後、2025年4月~決済サービスを管轄するBPO本部長に就任。
数々の商品企画やシステム開発に携わり、豊富な経験と実績・幅広い分野の知識を有するゼネラリスト。