RICOH

「口座振替」「コンビニ決済」による事業者向け代金回収サービス リコーリース株式会社 集金代行サービス

RICOH

Web口座振替(オンライン口座振替)とは?メリットとおすすめの導入方法

2021.06.24

2024.11.18

通帳を持ってソファに座り、ノートパソコンを眺める男性" alt="Web口座振替(オンライン口座振替)とは?メリットとおすすめの導入方法">

さまざまな集金方法がある中で、口座振替は特に人気のあるもののひとつです。口座振替の受付方法には「口座振替依頼書(紙)を使う方法」や「Web上で手続きを行う方法」などがありますが、詳しいことが分からず導入をためらっている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、口座振替とはどのような集金方法で、どのような特徴があるのかについて解説します。また「Web口座振替」、「ネット口座振替受付サービス」、「オンライン口座振替」のメリット・デメリットも紹介しますので、口座振替の導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

「Web口座振替」、「ネット口座振替受付サービス」、「オンライン口座振替」とは?

ノートパソコンの上に置かれた通帳とスマートフォン

口座振替とは、指定した口座から自動的に引き落としを行うサービスのことです。引き落とし先の口座登録方法はいくつかありますが、口座登録がWeb上で完結するものを「Web口座振替(ネット口座振替受付サービス、オンライン口座振替)」と呼びます。

「口座振替」の基礎知識|メリット・デメリット

口座振替は「自動引き落とし」とも呼ばれており、利用者が購入した商品や利用したサービスの代金を、指定口座から自動的に引き落とすサービスを指します。家賃や光熱費、通信費など毎月決まって発生する支払いで利用している方も多いのではないでしょうか。

口座振替は、口座を登録するという手間をかける必要はありますが、それは最初の1回だけです。一度登録が完了すれば、その後の手続きは特に必要ありません。口座振替のメリット・デメリットは以下の通りです。

<口座振替のメリット>

継続利用してもらいやすくなる ・支払い手続きが不要なため利用者の利便性が向上し、継続利用を促せる

・自動引き落としにより、解約の検討タイミングが少なくなる

未払いを減らせる ・自動で引き落としできるため、未払いや支払い遅れのリスクを減らせる
コストを抑えられる ・請求書や払込票の送付などの手間・コストが削減できる

・一定のタイミングで口座に入金されるので、現金払いのような人件費・交通費が発生しない

・クレジットカードと比較すると手数料がお得

<口座振替のデメリット>

初回引き落としまでの工程が煩雑 ・金融機関と直接契約をする場合、金融機関ごとに審査や手続きが発生するため導入までに手間と時間がかかる

・代行業者に依頼すれば導入の手間を減らせる

未回収になるリスクがある ・引き落とし日に口座残高が不足していると引き落としができない

・引き落とし日を残高不足の生じにくい給料日直後にするといった工夫が必要

口座振替サービスの詳しいご説明はこちら

Web口座振替は口座登録をWeb上で完結させるサービス

Web口座振替とは、利用者の口座登録がWeb上で完結するサービスのことで、「ネット口座振替受付サービス」や「Web口座受付方式」、「インターネット口座振替」、「オンライン口座振替」といった呼び方があります。

口座振替に使用する口座は、紙の口座振替依頼書に口座情報の記入や捺印をして各金融機関に提出し、登録するのが一般的です。一方Web口座振替は、口座登録の手続きがWeb上で完結するので、紙面への記入や捺印は必要ありません。

利用開始時には、利用者自身がパソコンやスマートフォンなどを使って専用サイトからアクセスし、利用したい口座の情報などを入力して登録を行います。全国に利用者がいる場合やWeb上でのやり取りが多い事業者におすすめです。

Web口座振替の3つのメリット

指で3を示す笑顔の女性

Web口座振替のメリットは、Web上で口座振替を行えることだけではありません。ここでは、Web口座振替を利用する3つのメリットを紹介します。

<Web口座振替のメリット>

・口座振替依頼書の取得にかかる手間とコストを軽減

・引き落とし日(振替日)の直前まで口座登録が可能

・利便性が高まることで顧客層の拡大が期待できる

口座振替依頼書の取得にかかる手間とコストを削減

口座振替依頼書を使う場合、よくある不備として「印鑑相違」、「記載事項等相違」といった記入・捺印のミスが挙げられます。

Web口座振替は利用者が口座振替依頼書へ記入・捺印する手間や、依頼書を送付するコストを削減できるだけでなく、書類不備により予定の振替日に引き落としができないといったトラブルも回避できるでしょう。

引き落とし日(振替日)の直前まで口座登録が可能

Web口座振替では、口座登録結果がリアルタイムに分かる上、口座登録もその場で完結します。例えば、口座振替依頼書を使う場合、記入・捺印済みの依頼書を振替日の約40日前までを目安に提出しなければ口座登録が間に合いません。Web口座振替では振替日の直前まで口座登録できるのがメリットです。

利便性が高まることで顧客層の拡大が期待できる

Web口座振替を導入すれば、利便性を求める層へのアプローチが可能になるため、顧客層の拡大にも期待できます。 24時間365日いつでも申し込めるので、忙しくて銀行に行く時間がない方や、インターネットでの手続きを好む若年層など、幅広いニーズに応えられるでしょう。

Web口座振替の3つのデメリット・注意点

マーカーでチェックマークを書くスーツ姿の男性

Web口座振替の利用を検討する際は、メリットだけでなくデメリットも知っておくことが大切です。Web口座振替のデメリットや注意点について紹介します。

<Web口座振替のデメリット・注意点>

  • Web口座振替サービスのオプション費用がかかる
  • 取扱金融機関に制限がある
  • セキュリティ面に不安を感じる利用者もいる

 Web口座振替サービスのオプション費用がかかる

口座振替とは別に、Web口座振替サービスを利用するための費用がかかるケースがあります。発生する費用は、Web上での口座登録にかかる基本料金や1件あたりの登録手数料などです。Web口座振替の導入をどこに依頼するかによっても費用が異なるため、見積もりを依頼した上で比較・検討しましょう。

取扱金融機関に制限がある

Web口座振替を取り扱う金融機関は広がりつつありますが、どの銀行でも取り扱いがあるわけではありません。Web上での口座登録に対応していない金融機関の場合は、導入ができないためご注意ください。

セキュリティ面に不安を感じる利用者もいる

Web上で口座情報を入力することに不安を感じる方は少なくありません。そのような方には従来の口座振替依頼書を使った方法を案内するなど、利用者のニーズに応じていくつかの登録方法に対応することも大切です。

また、利用者の個人情報や口座情報を守るため、暗号化通信や二段階認証などの高度なセキュリティ技術を導入すること、セキュリティ対策について分かりやすく説明することも求められます。

口座振替が向いている業種とは?

業種によって、最適な集金方法は異なります。口座振替が向いている業種にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、特に向いていると思われる3つの業種を紹介します。

介護サービス業

介護サービス業でスタッフが集金する場合、お金を持ち運ぶことでリスクが高くなります。訪問介護などでは、1日に数カ所回ることも珍しくないからです。大事なお金を持ってあちこち動き回るのは不安ですし、どこかで落としてしまうということもあり得ます。こうしたリスクを避けるためにも口座振替は有用です。

利用者にとっても口座振替はメリットがあります。要介護の高齢者の場合、振り込みを行うこと自体が難しい方もいるでしょう。介護する家族も支払いのために外出をするのは大変です。その点、作業負担の一切ない口座振替は利便性が高いといえます。

介護・訪問介護の導入事例はこちら

幼稚園や学習塾・習い事などのスクール

幼稚園や学習塾、習い事などは月謝が毎月発生します。集金頻度の高い業種では特に集金や入金確認にまつわる業務が多くなるため、口座振替を導入するのがおすすめです。

中でも子どもの通う塾や習い事の場合、子どもに月謝を持たせるのは心配という保護者も珍しくありません。口座振替にすれば子どもの手を介さなくてよいため、現金の紛失や盗難、使い込みといった心配がなくなります。

関連記事:学習塾や習い事の受講料を口座振替にしたい!メリット・注意点と導入方法

学習塾の導入事例はこちら

保育園・幼稚園の導入事例はこちら

不動産賃貸業

不動産賃貸業の場合も家賃が毎月発生します。特に、多数の物件を管理している会社での集金は大変な手間です。入金確認や消し込みの作業は膨大な量になりますし、入居者の払い忘れから滞納につながるリスクも高く、督促の手間もかかります。こういった業種こそ口座振替がおすすめです。

口座振替なら、集金の手間がかからない上、滞納のリスクも減らせます。毎月決まったタイミングで入金されるため入金管理や消し込み作業も格段に楽になるでしょう。

不動産・賃貸・マンション管理の導入事例はこちら

口座振替依頼書以外にもある口座振替の受付方法

口座振替の受付方法には、「口座振替依頼書を使う方法」「Web上で手続きを行う方法」の他に、「専用端末機を使う方法」「専用Webサイトを使う方法」があります。手続きが煩雑そうで導入に二の足を踏んでしまうという方は、以下の受付方法もチェックしてみてください。

関連記事:口座振替依頼書とは?正しい書き方や注意点・提出までの流れを解説

専用端末機を使って受付(ペイジー口座振替受付サービス)

キャッシュカードを読み取ることのできる専用端末機を使用して、口座振替の受付を簡単に行えるのが「ペイジー口座振替受付サービス」です。端末機でキャッシュカードをスキャンし、暗証番号を入力するだけで、振替口座の設定手続きが完了します。

口座振替依頼書の場合、捺印が必要というのがネックではないでしょうか。届出印を常に持ち歩いている方は多くないため、依頼書を一度自宅に持ち帰る必要がある上に、印鑑の相違や不鮮明による差し戻しも少なくありません。そのため、初回引き落としまでに時間がかかってしまいます。

「ペイジー口座振替受付サービス」なら、キャッシュカードがあればその場ですぐに手続きが完了しとてもスピーディーです。

専用Webサイトで受付(Web口座振替サービス)

専用Webサイトを用意しており、そこから口座振替の受付を行っている代行業者も存在します。このサービスを利用する場合は、あらかじめ自社のWebサイトを作成し、代行業者のサイトに接続しておくことが必要です。利用者がどの金融機関に口座を持っていても対応できるよう、提携金融機関の多い代行業者を選びましょう。

専用端末機の場合と同じく印鑑が不要なので差し戻しの心配がなく、申し込みはとても迅速に済みます。口座振替依頼書であれば初回引き落としまで1~2ヶ月かかりますが、その期間も大幅に短縮可能です。

専用Webサイトで受付する「Web口座振替」、「ネット口座振替受付サービス」を利用できない代行業者もあるため、問い合わせ時に確認することをおすすめします。

口座振替は代行業者を利用した導入が便利

口座振替は便利なサービスであるものの、金融機関と直接契約を行おうとすると導入までの手続きが多く大変なため、代行業者を利用するのがおすすめです。ここでは、代行業者を利用するメリットを紹介します。

金融機関ごとの審査・契約が不要に!

金融機関と直接契約して口座振替を導入する場合、金融機関ごとに審査や契約手続きが必要となり、手間とコストがかかってしまいます。しかし、代行業者に依頼すれば、一度の審査・契約で複数の金融機関に対応することが可能です。

代行業者を利用することで、金融機関ごとに異なる手続きを個別に行う必要がなくなり、業務の効率化が図れるでしょう。口座振替の導入を検討している事業者にとって、代行業者の利用は魅力的な選択肢といえます。

集金業務の手間やコストを大幅に削減

代行業者を利用すれば、入金日が統一されるため、入金管理がしやすくなります。各金融機関から入金があるたびに確認する手間が省けるのがメリットです。

また、集金業務にかかる人件費や事務コストも削減できるでしょう。請求書の作成・発送なども代行業者に依頼すれば、社内リソースを他の業務に振り分けられます。業務の効率化とコスト削減の両方を実現できるため、口座振替の導入を検討中の事業者の方は、ぜひ代行業者の利用を視野に入れてみてください。

口座振替の導入を検討中なら、まずはリコーリースにお問い合わせください!

笑顔で握手をする2人の男性

口座振替は事業者・利用者ともにメリットが多く、人気の集金方法です。代行業者を利用すれば、事務作業の煩雑さと集金にかかるコストを大幅に低減できます。

低コストでサポートも充実した代行業者をお探しなら、ぜひリコーリースにご相談ください。リコーリースの「口座振替サービス」は初期費用や利用しない月の基本料金が無料で、導入後もフリーダイヤルにてサポートが受けられるため、初めての方でも安心です。

また、回収結果や回収金額などを確認できる専用Webサイトが無料で利用できるほか、キャッシュカードで口座振替の受付が行える「ペイジー口座振替受付サービス」や、業務を効率化できる「請求書発行代行サービス」などもご用意しています。

興味のある方は、フリーダイヤルもしくはお問い合わせフォームから、お気軽にお問い合わせください。

永井 良二

【監修】永井 良二 リコーリース株式会社 執行役員

1990年リコーリース株式会社に入社。
融資、介護業界向けサービス、経営企画業務を経て、決済サービスを管轄するBPO本部長に就任。
2019年〜後払い決済会社大手の(株)ネットプロテクションズ社の社外取締役を務める決済業界のエキスパート。