個人事業主でも口座振替を導入できる?メリットや代行業者選びのポイント
2024.08.21
2024.09.02
口座振替を導入すれば、集金業務の効率化や未回収リスクの軽減などさまざまなメリットが期待できます。しかし中には、「個人事業主でも導入できるの?」「導入方法は?」と疑問に感じている方もいるかもしれません。
この記事では、個人事業主が口座振替を導入する方法や、おすすめの代行業者の選び方などを紹介します。口座振替の導入を検討している個人事業主の方は必見の内容です。
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目次
個人事業主でも導入できる?口座振替とは
口座振替は、あらかじめ決められた日に預金口座から自動でお金を引き落として、支払先に送金する方法です。「口座引き落とし」「口座自動振替」「自動引き落とし」などと呼ばれることもあります。
口座振替は、各金融機関や代行業者が提供しているものなどさまざまです。ここでは、口座振替を導入するメリットや、個人事業主が導入する際の注意点を見てみましょう。
口座振替を導入するメリット
口座振替は事業者にとって、業務効率の改善とコスト削減に役立つ有益な選択肢です。口座振替を導入することで、以下のようなメリットが得られます。
事業者のメリット | 詳細 |
集金業務の効率化 | 請求書発行や集金の手間を削減できる |
未回収リスクを回避 | 自動引き落としで未回収を防止できる |
利用継続率の向上 | 支払いの手間を省き、利便性を高めることで継続利用を促進できる |
集金コストの削減 | 人件費など集金にかかるコストを削減できる |
また、口座振込と比較すると振込手数料が発生しないといった利用者側のメリットもあります。毎月支払いが発生する事業者には特におすすめです。
口座振替は個人事業主でも導入できる
個人事業主の方でも、口座振替を導入することは可能です。口座振替は代行業者を介して導入するのが一般的ですが、中には「契約できるのは法人のみ(個人事業主は契約できない)」「請求件数が○件から」といった縛りがある代行業者も存在します。
導入前には個人事業主に対応しているか、長期的なコストパフォーマンスがよいかなど複数の点を加味して検討することが大切です。
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口座振替の導入方法2パターン
口座振替を導入するには、金融機関と直接契約する方法と、全ての手続きを代行してくれる代行業者を利用する方法の2つのパターンがあります。それぞれの導入パターンの特徴について解説しますので、導入前の参考にしてみてください。
各金融機関との直接契約するパターン
1つ目の口座振替のパターンは、金融機関が提供する口座振替サービスを利用する方法です。事前に申し込みをして、各金融機関の審査に通らなければ利用ができません。審査結果次第では、利用申請が受け付けてもらえない場合があります。
審査に通ったら、まずは利用者に複写式の口座振替依頼書を手渡すか郵送しましょう。口座振替依頼書を受け取った利用者に、住所、氏名、電話番号、口座番号などの口座情報といった必要事項を記入してもらいます。
口座を開設した際の届出印による捺印も必須です。ネット銀行などでは捺印が必要ないケースもあります。万一、捺印漏れや印鑑相違があれば、再度やり取りしなければならないため注意しましょう。
口座振替依頼書に不備がなければ金融機関で受付処理をして、1、2ヶ月後には口座振替が開始されます。口座振替依頼書を記入した利用者が口座振替の利用契約を解除しない限りは、継続して代金や利用料金の回収が可能です。
金融機関との直接契約は、金融機関の系列企業が収納代行を行っていることもあります。利用開始までの手続きが煩雑で、入金管理や会計処理などに手間や時間がかかりますが、口座振替の利用手数料は安く済むでしょう。
代行業者を通すパターン(口座振替サービス)
2つ目の口座振替のパターンは、金融機関と直接契約をせずに、代行業者の口座振替サービスを利用する方法です。代行業者を利用することで、金融機関との直接契約と同様に、料金を自動的に回収できます。金融機関との直接契約は手続きが煩雑であるため、代行業者を利用する方が多いでしょう。口座振替サービスの利用開始には、代行業者の書類審査を通過した上での契約締結が必要です。
代行業者を利用すれば、各金融機関へ直接申し込みを行う必要はありません。代行業者が提携している都市銀行や地方銀行、ゆうちょ銀行、信用金庫や信用組合、農協やネット銀行など多くの金融機関から自動で口座振替ができます。指定できる金融機関の選択肢が広く、利用者にとっても利用しやすいサービスといえるでしょう。
利用開始後の入金管理は代行業者を通すため一本化でき、売掛回収業務や経理担当者の負担も軽減されます。サポート対応力の高い代行業者なら、サービス導入の際の問い合わせや相談、導入後の疑問点などに対してもきめの細かいサポートが期待できるでしょう。
個人事業主が口座振替サービスを利用する際にかかる手数料
口座振替サービスの利用には、事業者側(個人事業主)に対していくつかの手数料がかかります。自動で引き落としされる側(利用者)には、口座振替を利用する際の手数料は一切かかりません。
手数料の名目や金額は、利用する代行業者により異なります。以下は、代行業者を利用して口座振替サービスを導入する際にかかる手数料の一例です。
手数料 | 詳細 |
初期費用 | 決済システムや導入サポートの費用(初回のみ) |
月額基本料 | サービス利用のために毎月固定でかかる費用 |
振替手数料(請求手数料) | 口座振替の代行手数料(1件の請求ごとに発生) |
振込手数料 | 回収したお金を個人事業主の口座に振り込む際にかかる手数料 |
オプション費用 | 有料オプションを追加した際にかかる費用 |
初期費用がかかるのは最初の1回のみです。月額基本料は毎月発生しますが、「利用しない月は基本料金が無料」といった代行業者もあります。振替手数料(請求手数料)は1件の請求ごとに価格設定されるのが一般的です。
代行業者の場合は、利用者から集金した代金を個人事業主の口座へ振り込むための手数料も発生します。代行業者ごとにオプション機能の価格設定もさまざまで、有料オプションを利用する場合はオプション費用も必要です。
口座振替サービスの料金体系や提供サービスの内容は代行業者によって違いがあるため、一概に手数料だけで比較することはできません。毎月の振替日、利用可能な金融機関、各種手数料、オプション機能などを多角的に検討しましょう。
個人事業主向け|口座振替を導入するための代行業者の選び方
個人事業主が口座振替を導入する際、代行業者選びは重要なポイントです。ここでは、代行業者選びの際にチェックしたい点を紹介します。
<代行業者選びのチェックポイント>
- 手数料や料金体系の比較
- サービス内容や機能の確認
- 利用実績や評判のチェック
ご自身のビジネスモデルや請求件数・請求頻度なども考慮し、最適な代行業者を見つけるための参考にしてみてください。
手数料や料金体系の比較
口座振替サービスの手数料や料金体系は代行業者によって異なります。「初期費用が安いから」「月額基本料が安いから」と各手数料の安さだけで比較するのはおすすめできません。
例えば、請求頻度が数ヶ月に一度の個人事業主の場合、月額基本料自体は他社と比較して安いものの、サービスを利用しない月も月額基本料がかかる代行業者に依頼すると、年間コストが高くなる恐れがあります。実際の運用を想定して見積もりを作成してもらい、細かい料金設定も含めて比較・検討することが大切です。
また、個人事業主の場合は請求件数に縛りがないか、請求件数に応じた段階的な料金プランがあるかもチェックしましょう。自社の取引規模や顧客数に合わせて、最適なプランを提供してくれる代行業者を選ぶのが賢明です。
サービス内容や機能の確認
自社のニーズに合った機能やサポート体制が整っているかも確認しましょう。例えば、請求書発行の代行サービスなどは業務の効率化に役立ちます。振替日の選択肢が多ければ、その分未回収リスクを軽減できるでしょう。
また、トラブル発生時のサポート体制も見逃せません。専用の問い合わせ窓口やマニュアルが用意されているかなど、代行業者のサポート力をチェックしておきましょう。自社の業務フローに合わせて、必要十分な機能とサポートが受けられる代行業者を選ぶことが、口座振替の円滑な運用につながります。
利用実績や評判のチェック
代行業者の利用実績や評判は、信頼できるパートナーを見つける上で重要な指標です。まずは、Webサイトなどに掲載されている導入実績や利用企業の声をチェックしてみましょう。
口座振替を導入する場合、一時的に自身の売上を代行業者に預けなければなりません。代行業者自体に将来性があるか、セキュリティが充実しているかも合わせて確認するのがおすすめです。
代行業者の選定は、自社の業務効率化と収益に直結します。利用実績と評判を総合的に判断し、安心して任せられる代行業者を見つけましょう。
個人事業主におすすめ!口座振替を導入するならリコーリース
個人事業主でも口座振替を導入できます。代行業者を利用して口座振替の導入を検討している個人事業主の方は、ぜひ集金代行業者のリコーリースへご相談ください。リコーリースの口座振替サービスは、請求件数1件から利用可能で、個人事業主の方もご利用いただけます。
専用Webサイトを使用するため、初期費用は無料です。費用が発生するのは利用した月のみのため、毎月ではなく数ヶ月に1回のみ集金を行うという個人事業主の方もコストが抑えられるので、安心して導入できるでしょう。
専任のカスタマーセンターを設置しており、導入後のお悩みもお電話にて丁寧にサポートいたします。まずはお見積もりから、お気軽にお問い合わせください。
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