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口座振替のメリット・デメリットは?よく分かる口座振替の解説

公開日:2022.06.22

口座振替のメリット・デメリットは?よく分かる口座振替の解説

こんにちは。リコーリース集金代行サービスライターチームです。

事業を継続するにあたって、決済方法を考えることは重要です。事業者様の手間にならない手段を設けないと、面倒な事務作業に時間を割く必要が出てくるからです。例えば、決済手段のひとつとして「口座振替」があるのをご存知でしょうか。口座振替は事業者様とお客様、双方にメリットをもたらします。この記事では、口座振替のメリットとデメリットを中心に解説していきます。

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1、口座振替とは

口座振替とは、お客様が開設した口座から、支払い料金が自動的に引き落とされるシステムです。主に、銀行口座から商品やサービスの料金が引かれていくケースが有名です。口座振替を契約すると、お客様が決められた支払い日に手続きをする必要がなくなります。そのため、多くのお客様の間で広まっています。口座振替に向いているのは、毎月料金が発生するサービスです。電気やガス代、水道代といった公共料金から税金、通信料や月謝、定期購入などの支払いに、幅広く採用されてきました。

よく似ている言葉に「口座振込」があります。ただ、振込の場合は、「定められた口座にお金を振り込む」という意味なので、お客様自身で手続きをしなくてはなりません。お客様の口座から決められた日に何もしなくてもお金が引き落とされていく振替とは違う方式です。

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2、【お客様】口座振替のメリット

どうして口座振替はお客様から支持されるようになったのでしょうか。この段落では、お客様側のメリットを紹介していきます。

支払いの手間がかからない

口座振替の代表的なメリットとしては、口座振替なら支払いのためだけにスケジュールを調整することがなくなります。たとえば、仕事や家事の合間をぬってATMや銀行に足を運ぶ必要がありません。育児や介護など、家を出られない理由がある人でも手軽に利用しやすい決済方法です。また、「振込手数料」の負担が減るのも大きなメリットでしょう。振込であれば、手数料をお客様側が負担しなくてはならないケースが大半です。またクレジットカード払いで、個人情報が流出しないかと不安がある人にとっても、口座振替は安全なシステムだといえるでしょう。クレジットカードを通さずに引き落としがされていくため、情報の取扱いに関する心配事が解消されます。

支払い忘れ・間違い・遅延の心配がない

振込にしていると、支払い日に合わせて予定を空けられない可能性が出てきます。また、他の予定が詰まっていてうっかり支払いを忘れてしまうこともありえるでしょう。支払いをし忘れた場合、延滞金などのペナルティが科せられるのも問題です。振替にしておけば、お客様の口座から自動引き落としが繰り返されるので、支払い日を気にしていなくても遅延が起こることはありません。

また、支払い先や支払い額を間違えることがあるのも振込で考えられる不安要素です。振替だと事業者がお金を引き落としてくれるので、お客様がミスを犯す可能性は少ないです。もちろん、お客様の中には「わざわざ振替にしなくても自分が間違いを犯すことなどない」と考えている人もいるでしょう。ただ、月に1度の支払い日があるとして、1年では12回です。その全ての支払い日を忘れず、スケジュールも調整できるとは限らないため、口座振替を検討してみるといいでしょう。

クレジットカードを使う必要がない

定期的に支払いを続けるため、クレジットカードを利用する人もいます。ただし、クレジットカードは高齢者の方には契約が難しく、所持率が全年代で高いわけではありません。また、さまざまな事情からカードそのものを作成できない場合もあります。口座振替は幅広いお客様層が継続課金するときに対応しやすい仕組みです。目立った手間もなく、長期的にサービスを利用したいならぴったりの方式といえます。

口座振替はクレジットカードを所持していない人に使い勝手がよいだけでなく、対応している金融機関についてもメリットがあります。都市銀行や全国の地方銀行はもちろん、ゆうちょ銀行やネットバンキングから引き落としてもらうことも可能です。

振込手数料がかからない

口座振込を選択した場合、毎回の手数料は悩みの種となります。銀行口座にお金を振り込む際、振込手数料が発生するからです。しかし、口座振替サービスなら自動的に口座からお金が引き落とされていくので、お客様が手数料を支払う必要がありません。ほとんどの金融機関において、振込手数料は数百円程度です。1回だけならば決して高いといえる金額ではありません。ただし、毎回振込手数料を支払い続けていると、積み重ねているうちに大きな負担になることもあります。

3、【事業者様】口座振替のメリット

口座振替のデメリット

ここまではお客様のメリットを解説してきました。ただ、口座振替は事業者様にも便利な仕組みだといえます。次は事業者にとってのメリットを紹介していきます。

顧客継続利用率が向上する

口座振替にすると、お客様のストレスを軽減できます。たとえば、振込の場合、お客様は毎回の支払いを面倒だと感じていることが少なくありません。また、手数料を節約したいと考えたとき、契約そのものを見直そうとする可能性も出てきます。そのようなタイミングで、他に魅力的なサービスを見つけるなどすれば、サービスを乗り換えてしまう場合もあります。

口座振替の場合は、お客様の手間をできる限り減らすシステムです。普通に生活するだけで口座から料金が引き落とされていくので、そもそもストレスを感じる瞬間がありません。特に手続きを意識しないまま、毎回の支払いを完了させていきます。支払い手段に大きな不満を抱かないので、サービスを継続・更新される可能性は高くなっていきます。

売上が向上する

お客様がストレスなくサービスの利用を続けていれば、継続的に売上がもたらされる状態です。また、決済手段は新しいお客様を獲得する際にも影響します。適切な決済手段が用意されていないと、お客様は購入そのものを考え直すことさえありえるのです。

特に、商品やサービスを定期購入したいお客様ほど、便利な決済手段のある企業を探しています。何度も手間のかかる支払いに追われ、スケジュールを割かれたくないと考えるためです。口座振替というお客様の負担のかからない決済手段があれば、数多くの事業者様の中から貴社を選択し、売上も増加していくでしょう。

コストが削減できる

口座振替の場合、手数料は比較的安価に導入できます。取扱商品やサービスの料金をふまえて、決済手段を選びたいところですが、お客様への請求金額が少ない場合は、半年分をまとめて請求するなど、請求方法を工夫することもできます自社に合った支払い方法を選択すれば、手数料を安く抑えながら効率的にサービスを提供できます。

未払いリスクを低減できる

銀行振込やコンビニ決済の場合は、お客様の支払いを待つ状態になります。その結果、事業者様はお客様が契約を守ってくれること前提でお支払い日を待たなくてはなりません。もし、お客様に急な用事ができたり、支払いを忘れたりすれば売上を回収できない場合もあります。
一方、口座振替にしておけば、お客様の都合を気にする必要はありません。お客様が家事や仕事で忙しかったとしても、口座にお金さえ入っていれば事業者様が請求金額を回収できるからです。そのため、回収率が高くなり事業者様の経営に差し障りが少なくなります。

また、回収率向上にともなって各種のコストが軽減されていくのもメリットでしょう。支払いを催促するために行っていた作業がなくなります。催促のハガキなどを用意する費用もかかりません。そのうえ、従業員も生産的な業務だけに集中できます。

4、口座振替のデメリット

口座振替のメリット・デメリットは?よく分かる口座振替の解説


事業者様とお客様の双方にメリットがあるものの、口座振替にデメリットがないわけではありません。どのような場面で問題になるのか覚えておき、導入の参考にしましょう。次は、主なデメリットを挙げていきます。

事業者側の運用の煩雑さ

初回の引き落としを行うにあたり、口座振替にはさ き落としをする許可を得るため、口座振替依頼書を収納代行企業に届け出なくてはなりません。口座振替依頼書には、引き落としをする口座情報とお届け印が必須です。この依頼書は細かい内容を記入する必要があり、間違いがあると銀行の手続きは進みません。口座振替依頼書の不備で最も多いのは、「印鑑相違」と言われています。お客様が口座振替依頼書に押印頂いたものが、銀行の開設時に届け出た印鑑(届出印)なのか、依頼書の提出前に再度ご確認頂くようにご案内頂いた方が、スムーズな口座登録に繋がります。

お客様と対面しないビジネスであれば、郵送などで引き落としに関するやり取りを行わなくてはなりません。そして、事業者様の時間と労力がかかる場合があります。その間は口座振替以外の決済手段を頼るしかないので、事業者様の負担は大きくなっていきます。できる限りスムーズに、申し込み手続きを完了させられるかがポイントになります。
口座振替依頼書の不備や手続きの煩雑さを低減する方法として、ペイジー口座振替受付サービスがあります。このサービスは、キャッシュカードをPay-easy対応端末で読み取り、暗証番号を入力するとその場で口座振替に必要な手続きが完了するサービスです。印鑑相違や口座振替依頼書の不備がなくなりますので、事務作業の効率化を図ることができます。

※「口座振替サービス」のオプションサービスになります。

未回収リスクの発生

口座振替の場合、回収率が100%になるとは限りません。他の決済方法よりも回収はしやすくなるものの、お客様の事情によって引き落としがなされないことはありえます。例えば、口座に十分なお金が残っていなければ、支払い日が来ても自動で回収はできません。もし先払いにしておけばこのリスクは少なくなります。ただ、後払い方式を採用しているサービスであれば、商品を送ってから引き落とすのでリスクは常につきまといます。残高不足による未回収は、事業者様の工夫によって防止できるトラブルとはいえないでしょう。

未回収リスクが起きる他の原因として、「振替日」も挙げられます。振替日は事業者が決めるのではなく、決済代行業者の設定に従わなくてはなりません。理想は給料日の直後など、お客様に金銭的余裕があるタイミングで引き落とすことです。また、事業者様の締め支払いのタイミングに合わせて振替日を設定することも重要です。振替日から何日後に回収した金額が事業者様に振り込まれるのか、振替日と同時に回収金の「振込日」も確認してみましょう。事業者様の希望に沿った振替日かどうか、代行業者を選ぶ際には確認しましょう。

5、口座振替に適している事業者

毎月の支払いが必要な「月謝やサービス料金」が口座振替にされることが多いジャンルです。具体的な事例では、塾や習い事、ジムやスポーツクラブの月謝、介護事業者や福祉施設のサービス利用料、不動産の家賃の支払いなど、毎月の支払いが発生しやすい事業では、口座振替を特におススメします。

また「雑誌や新聞」などの定期購読サービスや「動画配信」や「食品の宅配サービス」などの各種サブスクリプションサービスの利用料金も口座振替におススメです。

業種別の導入事例はコチラから

口座振替の導入方法

口座振替の導入方法は大きく分けて2通りです。ここでは、それぞれの導入方法の違いを確認しておきましょう。
1つ目の導入方法が、金融機関と個別に契約する方法です。契約したい金融機関に申し込み、審査に通過すれば口座振替を利用できるようになります。ただし、事業内容によってはなかなか審査に通らない可能性があるでしょう。また、複数の金融機関と契約を交わすためには、金融機関の数だけ審査を受けなくてはなりません。1つか2つの金融機関と契約する方法もありますが、その場合はお客様に新たな口座を開設してもらうなど、負担を強いることになる恐れがあります。お客様の利便性を考慮すれば、手間暇をかけてでも複数の金融機関と契約するのがマストだといえるでしょう。
2つ目の導入方法が、代行会社の口座振替サービスを利用する方法です。代行会社はあらかじめ多数の金融機関と契約しているため、手数料さえ支払えば効率的かつ便利に口座振替を導入できます。

口座振替を導入する際の流れ

口座振替の導入を検討しているときは、事前に導入の流れを知っておくと役に立つでしょう。口座振替の導入にあたって、まずは金融機関または代行会社に申し込みます。利用したい金融機関が決まっている場合以外は、複数の金融機関を簡単に利用できる代行会社への申し込みがおすすめです。
次に、口座振替依頼書への記入を顧客にお願いします。口座振替依頼書を顧客に送り、必要事項の記入や届出印の捺印を依頼しましょう。記載事項に間違いがあると書類が差し戻されて書き直しを要求され、手続きにさらに時間がかかります。口座振替依頼書を送付する際は、正確な情報を書くように顧客にお願いするのがよいでしょう。
続いて、顧客に記入してもらった振替依頼書を金融機関もしくは代行会社へ郵送します。宛先を間違えるとトラブルにつながるため、二重チェックでミスを防止してください。
口座振替の申請が問題なく進めば、顧客の口座からお金が引き落とされます。初回は振替結果を確かめ、問題がないかどうかを把握しておく必要があります。
ちなみに、口座振替の手続きはWeb上でも登録可能です。Web口座振替を利用すれば、振替依頼書のような郵送のやりとりなどの手間を省き、簡単に登録できるでしょう。

口座振替の導入で発生する費用

口座振替の導入で発生する費用としては、初期費用や月額基本料、振替手数料などが挙げられます。初期費用には、導入にあたってのサポート費用や初期設定費用などが含まれます。ECサイトに初めて決済システムを組み込む場合、相場は3万~8万円ほどです。なお、中には初期費用無料の代行業者も存在し、必ずしも数万円の初期費用がかかるわけではありません。
月額基本料は、口座振替の件数などにかかわらず、代行業者に毎月支払う料金です。数千円程度が相場で、高い場合も1万円を上回ることはほとんどありません。月額基本料が無料、もしくは利用しない月の料金が無料といったケースもあり、業者によって差が出やすいポイントです。
振替手数料は口座振替が行われるたびに発生する費用で、決済手数料は請求1件に対して発生する費用です。その他、振込手数料、口座振替依頼書の購入手数料といった費用も発生します。サービス利用時にどの程度のコストがかかるのか、事前に確かめておくことが大切です。

口座振替を導入するときの注意点

口座振替を導入するときは、実際に導入できるまでの期間を確かめる必要があります。特に、金融機関と個別に契約を交わす場合は口座振替依頼書などのやりとりが煩雑で、想定以上に時間がかかるケースも珍しくありません。届出印などでミスが発生しやすいため、手続きの際は顧客に注意喚起を行うとよいでしょう。複数の金融機関と契約を交わす場合はさらに手間暇がかかることが予想されるので、代行会社で効率的に口座振替を導入するのがおすすめです。
次に、代行会社のサポート体制が充実しているかどうかを確認してください。導入後はどのような形でサポートしてくれるのか、トラブル発生時の対応は的確かなど、事前に調べられる範囲で代行会社の信用度を確かめておきましょう。
また、セキュリティ対策についても確認が必要です。顧客の個人情報を提供する関係上、代行会社のセキュリティに不備があれば重大な問題に発展しかねません。豊富な実績がある、信用できる代行会社を選ぶことが大切です。

口座振替について十分な理解を得てから導入に踏み出そう

口座振替を導入するにあたってのメリットとデメリットをご紹介しました。口座振替のメリットとデメリットを十分に理解してから導入をすれば、集金業務の手間を大きく省けます。また、お客様にとっても支払方法が楽になり、プラスの効果がもたらされることでしょう。口座振替を導入するには、代行業者などに相談して、口座振替のシステムを理解することが大事です。

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