口座振込と口座振替の違いとは?口座振替をおすすめしたい事業者や導入手順
2019.02.01
2024.11.10
口座振込や口座振替は日常の生活の中でよく見かける言葉です。「銀行に行って振り込みをした」「口座振替で引き落としがかかった」など、銀行の預金口座からお金を別の口座に移動させたり、お金を別の口座へ送金したりした経験がある方も多いでしょう。その一方、詳しい意味や違いが分からないという方もいるのではないでしょうか。
この記事では、口座振込(銀行振り込み)や口座振替の意味やメリットなどを紹介します。併せて、口座振替の利用をおすすめしたい事業者についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
口座振込と口座振替の違い
口座振込と口座振替は、お金を移動させる方法として広く利用されていますが、以下のような違いがあります。
口座振込 | 口座振替 | |
特徴 | 対象の口座にお金を入金すること | 指定の口座から自動でお金を引き落として、支払先に送金すること |
手続きの主体 | 利用者 | 金融機関 |
一般的な手数料の負担先 | 利用者 | 事業者 |
入金確認 | 当日もしくは翌営業日に確認可能 | 時間がかかることがある |
ここでは、口座振込と口座振替がどういったものか、それぞれの特徴や違いについて詳しく解説します。
「口座振込(銀行振り込み)」について
「口座振込」とは、対象の口座にお金を入金することです。利用者自らが銀行の窓口やATM、インターネットバンキングを利用して他口座にお金を振り込む方法で、「銀行振り込み」と呼ばれることもあります。
振り込みを行った当日もしくは翌営業日(ゆうちょ銀行などは数日)をめどに、すぐに相手先の銀行口座に送金が完了するのが特徴です。ただし、銀行振り込みでは、1件ごとに振込手数料が発生します。
「口座振替(自動引き落とし)」について
「口座振替」は、あらかじめ決められた日(振替日)に利用者が指定した口座から、お金を自動的に引き落として、支払先に送金するサービスのことです。単に「引き落とし」や「口座引き落とし」「口座自動振替」「自動引き落とし」などと呼ばれることもあります。
事前に口座振替の手続きを行うことで、利用者ではなく金融機関が送金を行うのが口座振込との違いです。口座振替でも手数料が発生するものの、一般的にはお金を受け取る事業者側が負担します。
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口座振込を利用するメリットと注意点
口座振込は、振り込みのたびに利用者が手続きを行う必要があるため、商品代金のように不定期な料金の支払いで多く利用されています。ここでは、口座振込を利用するメリットと注意点を見てみましょう。
口座振込を利用するメリット
口座振込は、銀行口座があれば誰でも利用できて、導入までの手続きやコストが少ないという手軽さがメリットです。銀行窓口に行かなくても、ATMやインターネットバンキングを使えば、利用者の都合のよいタイミングで振り込めます。
また、口座振込を行うと送金履歴が残り、後から取引の確認ができるため、現金で支払うよりも安心です。多くの銀行では手続き後すぐに入金が反映されることや、定期的に口座残高を確認する必要がないことも魅力といえます。
口座振込を利用するときの注意点
口座振込は、利用者自らが手続きを行うため、支払いの遅れや漏れ、金額のミスなどが発生するリスクがあります。振込手数料が利用者負担であることを知らず、手数料を除いた金額しか振り込まれなかったというケースも珍しくありません。また、振込手数料を負担に感じる利用者もいるでしょう。
入金金額が違えば再度手続きを依頼する必要があり、入金のタイミングも利用者によってバラバラなため、事業者側に手間がかかります。加えて、ATMの場合は1回で振り込める金額に上限がある点にも注意が必要です。
口座振替を導入するメリットと注意点
口座振替は、一度口座を登録すれば集金を自動化できるため、継続的に発生する支払いに適したサービスです。口座振替を導入することで得られるメリットや注意点をチェックしましょう。
口座振替を導入するメリット
口座振替を導入することで、事業者側も利用者側もさまざまなメリットを得られます。事業者のメリットとして、まずは確実に代金を回収できることが挙げられるでしょう。口座残高が足りていれば、利用者の口座から代金が自動的に引き落とされるため、未払いのリスクを心配する必要がありません。
振替日を指定することで、集金業務の負担が軽減することも大きなメリットです。顧客が支払いを意識する機会が少なくなるため、サービスの利用継続率の向上も期待できます。
利用者側としては、口座振替なら銀行やコンビニで代金支払いの手続きをする必要がなく、手間が省けることがメリットといえるでしょう。加えて、代金の支払いをうっかり忘れてしまい、督促状を受け取るといったリスクがないことも魅力です。
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口座振替を導入するときの注意点
口座振替は導入までの手続きにやや手間がかかる点に注意が必要です。口座振替を開始するときは、口座振替依頼書を金融機関に提出することになりますが、顧客による口座情報の記入と届出印の捺印が欠かせません。
記入した情報や印鑑に不備があった場合、再度口座振替依頼書の記入・捺印を顧客に依頼しなければならず、金融機関に正しい情報を提供するまでのやりとりが煩雑になる場合があります。また、手続きから口座振替の開始までに2ヶ月ほどかかることも注意点のひとつです。
ただし、一度手続きが完了すれば自動で代金が引き落とされるようになるため、継続した料金の回収や、集金業務に負担を感じられている方には口座振替の導入をおすすめします。
口座振込から口座振替に変えることをおすすめしたい事業者3選
毎月の月謝や会費などを口座振込によって集金している場合、集金のコストにお悩みではないでしょうか。集金の手間や悩みから解放されるためには、口座振替の導入がおすすめです。ここでは、口座振込から口座振替に変えることを特におすすめしたい事業者を紹介します。
1.学習塾
学習塾では生徒が増えるほど集金トラブルも起きやすくなります。毎月の月謝の未払いといったトラブルを避けるためには、口座振替が有効です。また、子どもに現金を持たせる不安も解消されます。
保護者とのコミュニケーションや生徒への学習指導といった本来の業務に集中するためにも、口座振替の導入がおすすめです。
関連記事:学習塾や習い事の受講料を口座振替にしたい!メリット・注意点と導入方法
2.介護サービス
高齢の利用者が多い介護サービスでは、支払いのたびに外出をするのが難しいケースや、支払い自体を忘れてしまうケースも少なくありません。決まった日付に自動で支払いが完了する口座振替を導入することで、利用者や利用者の家族への負担も大きく軽減できるでしょう。
また、事業者側にも回収率アップや、再集金を行う手間が省けるといったメリットがあります。
3.病院・クリニック
診療費は、診療内容や処方などによって毎回請求額が異なるため、集金業務の負担が増えがちです。また、訪問診療を行っている事業者では、現金を持ち歩くことで紛失や盗難のリスクも懸念されます。
口座振替を導入して、釣り銭の用意や回収した現金の管理といった業務負担が軽減できれば、より安全かつ効率的な集金が可能になるでしょう。
事業者が口座振替を導入する方法
何かとメリットの多い口座振替の導入には、主に2通りの方法があります。それが、金融機関と直接契約する方法と、代行業者の口座振替サービスを利用する方法です。
金融機関と直接契約する方法
金融機関と直接契約する場合、金融機関ごとに審査を受けなければなりません。利用者の利便性を考えると、複数の金融機関と契約する必要があるため、手続きが煩雑になることが予想されます。
また、口座振替の利用料や契約時の手数料など、ある程度のコストがかかるため、導入の手間やコストを省きたい方は、代行業者の利用を検討するとよいでしょう。
代行業者の口座振替サービスを利用する方法
口座振替の導入には手間がかかるため、代行業者に依頼するのが一般的です。代行業者の口座振替サービスを利用すれば、各金融機関の審査を個別に受ける必要はなくなります。
金融機関とのやりとりなども全て代行業者に任せられ、トラブルが発生した場合も対処してもらえるので、直接契約に比べて簡単です。口座振替以外の決済サービスも取り扱っている場合、複数の決済サービスを一括で導入でき、顧客の利便性をさらに高められるでしょう。
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口座振替の代行業者を比較するときのポイント
口座振替サービスを提供している代行業者は多くあるため、最適な依頼先を見極めるためのポイントを押さえておくとよいでしょう。
まず、各種手数料を比較することが大切です。口座振替サービスの手数料としては、初期費用や月額基本料、振替手数料(請求手数料)などが挙げられます。代行業者によって料金体系は異なるので、どれくらいの費用がかかるのかを計算し、総合的にコストを安く抑えられる代行業者を選ぶのがおすすめです。
次に、サービス内容を比較してみましょう。代行業者側で口座振替作業用のシステムを用意していれば、スムーズに口座振替を導入できます。また、契約している金融機関の数が多いほど利用者の利便性が増すため、なるべく多くの金融機関を利用できる代行業者を選ぶとよいでしょう。
最後に、セキュリティが信頼できるかどうかも重要なポイントです。口座振替サービスを利用するときは利用者の個人情報なども取り扱うことになるので、信頼できる代行業者を選んでください。
口座振込から口座振替への変更はリコーリースにご相談を!
口座振込は、対象の口座に利用者自らお金を入金することを指し、口座振替は指定の口座から自動でお金を引き落として、支払先に送金するサービスを指します。どちらも異なるメリット・デメリットがありますが、定期的に支払いが発生する場合は、集金を自動化できる口座振替がおすすめです。
口座振替の導入を検討中の方は、代行業者のリコーリースへご相談ください。リコーリースの口座振替サービスは、初期費用がかからず、利用しない月は基本料金も無料です。1件の請求からでも利用できるため、法人だけでなく個人事業主の方やこれから事業を立ち上げる方にも、数多くのお問い合わせをいただいています。
回収件数や回収内容、今後の利用者数の見込みなどに合わせて、個別にお見積もりの発行が可能です。まずはお見積もりからお気軽にお問い合わせください。
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