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決済代行会社とは何をする会社?上手に活用するためのポイントは?

公開日:2021.06.24

決済代行会社とは何をする会社?上手に活用するためのポイントは?

こんにちは。リコーリース集金代行サービスライターチームです。

クレジットカードを使う人や、スマートフォンで簡単に会計を済ませる人など、近ごろではさまざまな支払い方法が登場しています。支払い方法を増やすための準備は、事業者にとって大変なことです。そこで利用したいのが決済代行会社です。決済代行会社とは、どのような会社なのでしょうか。この記事では、決済代行会社のサービスについて紹介した後、上手に活用するためのポイントを説明します。

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1.決済代行とは何?

近ごろはサービスや商品の支払いに現金以外の方法があるのは一般的になっています。それどころか、希望する決済方法があるかどうかが、商品購入やサービス利用を決める際の重要な要素になるほどです。なるべくならお客様のニーズに合わせて、多くの決済方法を用意したいものです。しかし、決済に関わる金融機関・クレジットカード会社・コンビニなどは、数え切れないほど存在しています。そのほかにもお客様のニーズがある決済方法は多種多様にあり、決済方法を増やすごとにそれぞれの決済機関と契約をしなければなりません。

このような契約を1つ1つ自前で行うのは、とても手間がかかるだけでなく、条件や利用料金といった契約条件を見落とすことにもつながります。決済代行はこのような煩雑な手続きを代行してくれるサービスです。決済方法を増やしたい会社と決済機関との仲介をし、審査申込・契約手続きといったあらゆる業務を代行します。決済サービスの利用に必要な、集金回収や入金の管理なども任せられます。

2.決済代行会社の役割とは?

決済代行会社は決済に関わる手続きの代行を主な業務とする会社です。その役割は主に3つあります。1つ目の役割は、決済機関との契約手続きの代行です。近ごろではコロナウイルスの影響で、お客様の希望する決済方法もさまざまになりました。特にキャッシュレス化による非接触型の決済がさまざまな企業で導入されています。また、お客様の希望する決済方法も多様化しています。しかし、決済方法を増やすためには、決済サービスを提供している会社と契約しなければなりません。

2つ目の役割は、決済方法に応じたシステムの構築です。決済サービスを提供している会社には、それぞれ異なった決済関連のシステムが存在しています。それを全て導入するとなると管理が大変です。加盟店が決済方法に応じて扱うシステムを変えるとなると、スムーズなサービス利用は難しいでしょう。また独自で運用システムを開発するとなると、多額の費用が必要です。決済代行会社は、決済サービスを提供する会社のシステムを、一律管理できるようします。専用の決済システム構築し、加盟店と決済代行会社とを結びつけることで、さまざまな決済方法が簡単に使えるようになります。

3つ目は入金や決済処理の管理です。決済方法を導入するとその決済機関に応じた運用の仕方をしなければなりません。入金や確定のタイミング、返金処理手続きなど、それぞれ決済機関によって異なるため一律に運用するのは難しいです。決済代行のサービスを導入すれば、決済処理のやり取りは決済代行会社とだけで済みます。複数の決済方法を導入した場合でも、シンプルに入金管理や決済処理が可能です。なお、提供された管理システムを利用できるので、事業者は入金に関わる業務の効率化がはかれます。

決済代行サービスの種類

決済代行サービスは、オンライン決済に特化したものと、実店舗でも使えるものに大きく分けられます。オンライン決済に特化したサービスの場合、ECサイトやサブスクリプションサービスなどに適しています。決済データを暗号化することでセキュリティを強化する、APIの活用で決済用URLを送信できるなど、搭載された機能がオンライン上の決済システムに特化しているのです。実店舗でも使えるサービスに比べて機能が制限されている分、利用料金も比較的安価な設定です。実店舗を運営していない場合は、オンライン決済に特化したサービスを利用するのがよいでしょう。一方、実店舗でも使えるサービスの場合、デリバリー用の事前決済システムや専用端末などが提供されます。

3.決済代行会社が提供する主な決済方法

決済方法はどの程度の種類を用意しておけばよいのでしょうか。その指標となるであろうデータが、2019年5月に経済産業省から発表された「平成30年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」で示されています。この調査ではインターネットで購入する際の決済方法についてのアンケートが公開されています。よく使われている決済方法の1位は「クレジットカード払い」で66.1%です。2位が「コンビニ払い」で30.9%、3位は「代金引換」26.9%でした。決済代行業者を選ぶ際には、どのような決済方法を選択できるかが重要です。以下では決済代行会社を通して使える主な決済方法について説明します。

クレジットカード決済

クレジットカード決済とは、お客様が利用しているクレジットカードを使う決済方法です。この決済方法ではクレジットカード会社がお客様に代わって料金を支払います。お客様は後日クレジットカード会社との間で設定した支払日に、銀行口座からの引き落としによって利用料金をまとめて支払わなければなりません。インターネットの買い物では、クレジットカードが最も使われます。そのため、ECサイトを運営するならば必ず用意しておくべき決済方法といえるでしょう。

お客様にとってクレジットカード決済は、支払いに手間がかからず、支払日までにお金を用意できればよいというメリットがあります。また、リボ払いや分割払いといった支払い方法によって、支払い負担を小さくできるので、高額な買い物も可能です。ですが、お客様が使いたいカードの加盟店になっていなければ、クレジットカード決済はできません。お客様を取りこぼさないようにするには、複数のカード会社と契約する必要があります。決済代行会社をつかえば、複数のカード会社と簡単に契約でき、お客様の利便性も増すでしょう。

口座振替

口座振替とは、商品の購入代金や利用サービスの料金を、指定した銀行口座より引き落とす決済方法です。継続的に利用しているサービスの料金を、指定日に銀行口座から引き落とす決済方法は、自動引き落としとも呼びます。口座振替では、決済を済ませる前に、口座を指定する手続きをしなければなりません。一度指定しまえば何度も手続きすることなく、自動引き落としが可能です。口座振替は、口座残高が十分なら支払い手続きに出向く必要がないので、非常に手軽な決済方法です。しかし口座残高が不足の場合は支払いができません。

口座振替には口座振替依頼書の提出が必要です。決済代行会社を使えばそれらの手続きを簡略化できます。なお口座振替依頼書を提出すると、手続き完了までに時間がかかります。すぐに口座振替を利用するにはどうすればよいのでしょうか。決済代行会社によっては口座振替依頼書を提出せずに口座登録ができるペイジー口座振替受付サービスを提供している場合もあります。

コンビニ決済

インターネットで買い物をするときに、若年層や高齢者ではクレジットカードを持っていない場合があります。そんな場合に便利な決済方法がコンビニ決済です。コンビニで商品代金やサービス利用料を支払えます。コンビニは24時間365日開いており、全国におよそ5万店舗あるといわれています。それらを決済の場所として使えるのは、お客様にとって非常に利便性が良い決済方法と言えるでしょう。

決済方式には「払込票方式」と「払込用番号方式」があります。「払込票方式」では、商品購入やサービスの申込を受けた会社が、金額やバーコードが記載した払込票を作成し、それをお客様に送付しなければなりません。お客様はその払込票を使って、コンビニのレジで料金を支払います。端末の操作に慣れていない高齢者にとって、「払込票方式」は使いやすい決済方法です。また、スマートフォンアプリを使ったキャッシュレス決済を使えば、払込票に書かれたバーコードを読み込むことで、家や職場でも支払いを済ませることもできます。

「払込用番号方式」はメールなどで払込番号だけをお客様に通知する方法です。お客様はそれをコンビニにあるマルチメディア端末に入力して、払込票を発券して、レジで支払います。料金の支払い時期は、サービスや商品に先立って料金を支払う「前払い方式」と、商品到着やサービス利用後に支払う「後払い方式」があります。「前払い方式」は代金未回収のリスクが少ない方法です。一方で「後払い方式」は、お客様の利便性とニーズは高いですが、料金の回収リスクがあります。

その他の決済方法

決済方法は他にもあり、その幾つかを紹介します。まず最もポピュラーな支払い方法といえるものが「口座振込」です。あらかじめ準備しておいた銀行口座に、お客様が利用料金を振り込みます。振込可能な時間帯に、お客様が銀行や郵便局などATMがある場所に出向かなければならない上に、振込手数料が高いという問題があります。

法人との取引では「小切手」や「手形」による決済方法もあります。「小切手」は銀行が名義人に対して、券面に書かれた額を振出人の口座から支払う方法です。券面に額面を記したうえで、振出人が署名捺印をして、相手に交付することで使えます。「手形」は受取人が銀行などに持ち込むことで記載された金額が現金化される支払い方法です。約束手形と為替手形の2種類があります。どちらも有価証券としてよく似た性質を持っています。しかし、次のような違いがあるので注意しましょう。「小切手」は銀行に支払いを指示するものなので、銀行ですぐに現金化できます。対して「手形」は所持人に対して支払期日に支払うことを約束するため、支払期日までお金を受け取れません。

近ごろでは、TポイントやPontaポイントなどの各種ポイントを使った決済や、Suicaに代表される交通機関系ICカードを使った電子マネー、専用アプリに現金をチャージもしくはクレジットカードを登録して使う二次元コード(QRコード)決済といった手法も注目を浴びています。決済の利用場所、サービスの価格帯、利用客の年齢層といった要素を考慮して、導入を検討すると良いでしょう。

4.決済代行会社を利用するメリット

多数の決済方法を確保することは現代の取引慣行ではとても重要です。支払い方法に最適なものがなければお客様は不便を感じ、サービスを利用してくれないかもしれません。そのような事態を避けるために決済代行会社は存在します。以下では、決済代行会社を使うことで得られるメリットについて、導入時と運用時に分けて説明します。

導入時におけるメリット

お客様のニーズに応えるためには、多彩な決済方法を用意しなければなりません。しかしその決済方法の内容について、1つずつ事業者がチェックし契約していくとなると、時間も手間も膨大にかかります。そこで決済代行会社が力を発揮します。決済代行会社に依頼すれば、提携している決済方法をまとめて利用できるからです。

また、自前で決済機関と契約するには、それぞれの審査に通過した上で、契約を結ばなければなりません。自分で決済機関と契約する場合には、決済機関に合わせたシステムを用意しなければなりません。複数の決済機関に適合したシステムの開発は、非常に難しいだけでなくコストも時間もかかります。決済代行会社を使えばその心配もありません。決済代行会社が用意したシステムを使えるからです。改めて開発する場合でも、そのシステムをベースにすればよいので、時間と費用の削減につながります。

運用時におけるメリット

決済代行会社は運用に適したシステムを提供しています。複数の決済方法が縦横に結び付けられたシステムは、費用と時間があっても簡単に作れるものではありません。決済代行会社が用意するシステムには、決済方法の運用におけるさまざまな経験が盛り込まれています。そのため、事業者が個別で開発したシステムよりもセキュリティ面で強固です。

また入金や返金のタイミングもしくは処理の時期が異なります。ずれたタイミングの決済処理を管理するのは、かなりの労力が必要な作業です。そのため決済会社では、異なる手続きのタイミングを一括で管理できる専用Webツールなどを提供しています。これらのツールを使えば、決済処理のチェックがしやすくなり、個別に決済機関と契約するよりも管理が簡単になるでしょう。また、決済代行会社を通すことで入金のサイクルを一定に保てるので、経営の見通しが立てやすくなります。

5.決済代行会社を選ぶ際のポイント

決済代行会社を選ぶ際に検討するべきは「決済方法の種類」「費用」「セキュリティ」の3つのポイントです。そのうえで、それぞれの会社が持つ強みやアピールポイントを検討すれば、自社に最適な会社を選べるでしょう。以下で検討するべき3つのポイントについて解説します。

希望する決済方法を提供しているか

お客様は最適な決済方法がなければ、違う事業者を探します。最適な決済方法が利用できるかどうかは、売上に直結する可能性が高い重要な要素です。しかし、決済代行会社は全ての決済方法を網羅しているわけではありません。

同じように思える決済方法でも少しの違いで利便性に差が現れることもあります。例えば、コンビニ決済に対応していても、店舗数が少なければ便利とはいえません。口座振替なら全国的にATMが用意されている銀行を使っていなければ、利便性はよくなりません。

費用面の折り合いが付くか

決済代行会社を使うと「初期費用」「月額手数料」「決済手数料」が発生します。「初期費用」は決済代行会社のシステムを導入する際にかかるコストです。「月額手数料」は、システム利用料・顧客管理費用・決済処理の管理費用などです。「決済手数料」は決済方法を利用するごとに決済代行会社に支払う料金です。決済代行会社を選ぶ際には、これらの費用とサービスに折り合いが付くかが大切なポイントです。

決済代行会社が提供するサービスの利用メリットとサービスの利用にかかるコストについては、よく比較検討しましょう。その際には、導入コストである「初期費用」だけでなく、運用コストである「月額手数料」と「決済手数料」も意識しましょう。また提供されるサービスは、事業規模によっては不要なものも存在します。必要十分なサービスを提供してくれる、予算に見合った1社を見つけましょう。

セキュリティはしっかりしているか

決済方法を複数提供するということは、その反面、お客様の情報を複数保持することにもつながります。そのため、決済代行会社を選ぶ際には、どのようなセキュリティ対策を採用していて、その強さの程度はどれほどなのかを、忘れずに検討するべきです。決済というのはお金のやり取りだけでなく、個人情報のやり取りを伴います。決済代行会社がどのようなセキュリティ規格を採用していて、その技術規格は何であるかは必ずチェックしておくことが望ましいかもしれません。

決済代行業者の導入事例

決済代行サービスの導入を検討している場合、実際の導入事例を知ると参考になります。ここでは、実際に決済代行業者を導入した2社について、導入のきっかけやその効果を簡単に紹介します。
最初に紹介するのが、完全個別指導の学習塾を運営する株式会社ペガサスプランニング様です。もともと月謝袋で月謝を回収していましたが、紛失リスクや低い回収率を危惧し、リコーリースの集金代行サービスを導入しました。導入の結果、それまで6割程度だった期日までの回収率が8、9割まで上昇し、お金の管理が簡単になって生徒の指導に専念できるようになりました。
次に、ホームページサービスを提供するアイ・モバイル株式会社様の事例を紹介します。もともと自社で請求書を発行していましたが、作業が煩雑で、顧客にも内容が理解しにくいということで集金代行サービスの活用を始めました。その結果、請求書の発行を委託できることで社員の残業時間が減り、しっかりとした請求書で顧客の安心感にもつながっています。

6.リコーリースの集金代行サービスとは?

決済代行会社を選ぶポイントを全て兼ね備えた企業にはどのようなものがあるのでしょうか。その1例として「リコーリース株式会社」を紹介します。「リコーリース株式会社」では、口座振替とコンビニ決済の2種類の決済方法を提供しています。システムを導入するためのコストは不要です。決済処理は専用のWebサイトから管理できます。オプションを申し込めば、請求書発行も可能です。単発で代金回収が必要な場合や隔月で集金業務を行うこともできます。もちろん請求件数が1件でも利用できます。多くの顧客を抱えていない事業や、これから事業を立ち上げようと思っている場合に、導入しやすい決済代行会社です。

ニーズに合う決済代行会社を選ぼう

決済代行業者を使うことで、比較的安価に安全な決済システムの提供を受けられ、集金業務を代行してもらえます。しかし、代行業者ならどこを選んでもよいというものではありません。安全でコストが安く、お客様のニーズに合う決済方法を用意できる代行業者を活用することが大切です。リコーリースの集金代行サービスでは、1件の請求件数からでもお申込みいただけます。様々な業界、業種や個人事業主の方からも問い合わせいただいており、比較的安価で安全な決済システムのご提供が可能となります。まずはフリーダイヤルもしくはお問い合わせフォームから、お気軽にお問い合せ下さい!

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