集金と徴収ではいったい何が違うの?業務を効率化する効果的な方法とは
2024.08.24
2024.10.23
「集金」と「徴収」は、どちらもお金を集めるという意味を持つ言葉です。事業を営む方にとって集金業務は重要なものですが、「集金と徴収の何が違うのか」「どちらを使うべきか」と迷う方がいるかもしれません。明確な定義を知らなければ、間違った使い方をする恐れもあります。
また、集金業務の負担は大きく、業務を効率化したいと考える方は多いでしょう。この記事では、「集金」と「徴収」の明確な違いとともに、業務効率化につながる効率的な集金方法について詳しく解説します。
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目次
集金と徴収の違いは?
集金と徴収には、「国語的な意味の違い」と「イメージの違い」という2つの違いがあります。それぞれの違いについて詳しく解説しましょう。
集金と徴収|国語的な意味の違い
「集金」と「徴収」の国語的な意味は以下の通りです。
集金 | 受け取るべきお金を回収すること |
徴収 | 一定範囲の人から金銭などを強制的に取り立てること |
集金は強制的である・ないに関わらず広い意味でお金を集めることを意味するのに対し、徴収は強制的な取り立てを意味します。「強制」の意味合いを持つかどうかが明確な違いのひとつです。
例えば、国や自治体への税金は法律で定められている強制的なものなので、源泉徴収や住民税徴収に代表されるように、「徴収」という言葉が使われます。一方、利用しているサービスや商品への代金は、単にお金を集めるという「集金」という言葉が使われるのが一般的です。
また、結婚式の二次会やサークルの会費の集金のように、強制的でなく任意で支払われる場合にも「集金」という言葉が使用されます。
集金と徴収|受けるイメージの違い
「徴収」と「集金」では、受けるイメージにも違いがあります。「徴収」は強制的にお金を集めるという意味があるため、個人のやりとりで「徴収」という言葉を使用すると、よい印象を持たない方もいるでしょう。
「集金」は単にお金を集めるという柔らかいニュアンスの言葉なので、威圧感はなく対等な立場でお金の回収をするというイメージを与えます。悪い印象を持たれにくくするためにも、個人のやりとりでお金を集める際は、「徴収」ではなく「集金」という言葉を使うのが妥当です。
また、顧客からお金を集める際も、強制的なイメージの「徴収」ではなく「集金」という言葉を使うのがよいでしょう。さらにイメージをソフトにするために、「集金」の代わりに「ご負担願います」、「集めます」という言い回しを使用することもあります。
集金や徴収が必要になる場面とは?
社会生活を行うにあたり、集金や徴収が必要になる場面があります。ここでは、どのような場面で集金や徴収が必要になるのか詳しく説明します。
集金が必要な場面
1.料金や代金を集める場合
新聞代金や家賃などが代表的で、商品やサービスの対価として必要なお金を集めるケース。
2.学校や自治会などで必要なお金を集める場合
給食費や自治会の会費、同窓会費のように所属する団体や地域などにおいて必要なお金を集めるケース。
3.仲間内で必要なお金を集める場合
飲み会やパーティー、送別会など、内輪の集まりやイベントの参加に必要なお金を集めるケース。
4.共同購入の分担金を集める場合
友達や職場の人などと共同で品物を購入した際の一人一人への分担金を集めるケース。
徴収が必要な場面
徴収が必要な場面の事例としては、以下の3つが挙げられます。
1.国庫に収まるお金
普通徴収や特別徴収などで、毎月の給与から差し引かれたり、交付された納付通知書を使い直接役所に収めたりするケース。
2.法律で定められている拒否権のないお金の支払い
源泉徴収などで、月々の給料や仕事の報酬などから事前に差し引かれるケース。
3.確実に集めなくてはならない会費
全員から確実に会費を集めるケース。
※会費は強制的ではないことが多いため「会費集金」という言葉が使用されるのが一般的だが、確実性を持たせるためにあえて「会費徴収」という言葉が使われることがある。
4つの集金・徴収方法とそれぞれの特徴
集金や徴収には、現金や口座振込(銀行振り込み)、口座振替、コンビニ決済などさまざまな方法があります。ここでは、それぞれの集金方法の特徴について詳しく解説します。
現金での集金・徴収
現金での集金・徴収は、最もオーソドックスな方法です。現金を直接回収するため面倒な手続きは必要ありません。決済と同時にお金が入るのでキャッシュフロー的には優れていますが、誰からどれだけ回収しなければならないか、受け取った金額が合っているか、未回収はないかなど確認事項が多く、スタッフは業務に忙殺されてしまいます。
また、相手先まで出向いて集金・徴収を行う場合、交通費や人的コストもかかるでしょう。せっかく出向いても相手が留守であった場合、再び出直さなければならないなど非効率な一面もあります。
対面でお金の集金・徴収を行うため、言葉遣いや対応、タイミングの悪さなどからトラブルに発展することもあり、比較的業務負担が多い方法といえるでしょう。
口座振込(銀行振り込み)
口座振込(銀行振り込み)は、口座さえあれば始められる集金・徴収方法です。現金での振り込みも可能なため、支払いを行う方が口座を持っていなくても利用できます。
ATMが稼働していればいつでも受付できるので、仕事をしている方や遠方の相手への集金・徴収にも適しているでしょう。ただし、ATMの場合振り込みの限度額があり、上限額を超える場合は窓口で振り込まなければなりません。
口座振込(銀行振り込み)の場合は、いつ誰からいくら入金されたか通帳に記載されるので便利です。振り込みには手数料がかかるため、負担先をあらかじめ決めて周知しておく必要があります。
口座振替
口座振替は、金額や日時さえ指定しておけば自動的に相手の指定口座から引き落としができる集金・徴収方法です。残高不足でなければ確実に集金できるため、集金する側・される側双方の負担を軽減できます。
引き落としの日時が決まっているため入金されたかどうかの確認がしやすいことが事業者側のメリットです。
顧客側は、自動で引き落とされるので手続きの手間が省けるほか、振り込み忘れや金額ミスを防止できます。ただし、集金・徴収される側に口座があることが前提であり、口座振替の導入手続きにはある程度時間と手間がかかる点に注意しましょう。
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集金や徴収で苦労する点とその対策
集金や徴収でネックになるのは、入金の消込作業や未払いの督促といった業務です。ここでは、集金や徴収で苦労しやすい点とその対策について詳しく説明します。
入金の消込作業
集金や徴収において、最も苦労する作業のひとつに数えられるのが入金の消込作業です。集金の際には、集金金額と実際に入金された金額が合っているのか照合しなければなりません。現金や銀行振り込みの場合、帳簿や銀行通帳を見ながら1件ずつ確認して入金消込をしなければならず、相応の時間がかかります。
また、入金金額のミスや振込手数料を差し引いた入金がされているなど誤差がある場合は、顧客に確認して訂正する必要があります。その他、データの書式が異なるとチェックするのに時間がかかったり、消込後に会計ソフトに入力するときに打ち間違ったりする恐れもあるでしょう。
口座振替やコンビニ決済なら、払い込んだ方の名前と入金額が一緒に表示されるので、人為的なミスを避けることが可能です。
未払いの督促
未払いの督促も、集金・徴収において苦労の多い業務に数えられます。未払いを見つけると入金依頼のための督促を行わねばなりませんが、督促は精神的なストレスを感じやすい作業です。入金されない限り何度も繰り返し督促しなければならず、担当者の負担増加につながります。
督促作業は基本的に追加作業であるため、人的コストもかかり非効率です。未払いのリスクを軽減するには、口座振替など支払いを自動化できる方法を用いるのがよいでしょう。
関連記事:町内会費の集金方法!安全で効率的な集金方法と最適な集金時間とは?
集金・徴収の手間や苦労を削減|代行業者の選び方とは
集金や徴収の苦労をなくすためには、作業を効率化することが命題となります。集金や徴収を手作業と目視のみで行うと時間がかかる上にミスも増えるため、時間と人員の無駄遣いとなる恐れもあるでしょう。
作業人数を減らし効率的な方法で集金・徴収するには、代行業者への依頼がおすすめです。代行業者では口座振替やコンビニ決済などの集金方法を用いて、代金の回収を代行してもらえます。
口座振替にすれば決まった期日に正確な金額が引き落とされるので手間がかからず、未回収となるリスクも軽減できるでしょう。コンビニ決済を活用すると、システム上で入金管理ができるようになるので目視確認の手間が削減でき、ストレスなく効率的に集金・徴収が行えます。
代行業者を選ぶときのポイント
代行業者を選ぶときは、まず導入実績が豊富かどうかを確かめることが重要です。多くの企業からの信頼を勝ち取ってきた代行業者であれば、安心して代行を任せられるでしょう。公式ホームページなどで掲載されている導入実績とともに、自社と同じ業種の導入実績があるかを確認するのがおすすめです。
代行業者の選定時は、サポート体制の充実度も大切なポイントといえます。集金業務に関する相談に乗ってくれたり、迅速にトラブルに対応してくれたりする業者であれば、導入後も安心です。同時に、情報漏えいなどで社会的信用が損なわれるリスクもあるため、厳格なセキュリティ基準を設けているかも確認しましょう。
初期費用は不要!1件から利用できるリコーリースの集金代行サービス
集金・徴収を効率化するために代行業者をお探しの方は、20,000社以上の導入実績があるリコーリースにご相談ください。ここでは、リコーリースの集金代行サービスを利用するメリットを紹介します。
口座振替・コンビニ決済という2つの決済方法に対応
代行業者のリコーリースは、口座振替とコンビニ決済に対応しています。集金・徴収頻度や業務内容に合わせて、最適な集金方法を導入できるのがメリットです。効率的にお金が回収できるシステムを確立すれば、徴収・集金がスムーズになるでしょう。
初期費用無料でコストパフォーマンスが高い
リコーリースの集金代行サービスは、初期費用無料でご利用いただけます。契約後に無料で使える専用Webサイトは操作性や機能性に優れており、回収結果の照合もサイト内で完結します。余計なソフトをそろえる必要がなく、コストパフォーマンスが高いのも利点です。
請求件数1件から利用可能!小規模でも導入しやすい
中には「法人のみ」「請求件数は○件以上」など契約に縛りがある代行業者も存在します。リコーリースは請求件数に縛りがなく、個人事業主の方も契約可能なため、規模の小さな個人店舗やスクールなどでも導入しやすいのが特徴です。
インターネット標準の暗号化通信プロトコルであるSSLを採用していたり、プライバシーマークを取得していたりとセキュリティもしっかりしているので、安心してご利用いただけます。
充実したサービスで導入がスムーズ
導入後の不安を解消するためにも、サポート体制が整っているかは重要です。リコーリースではフリーダイヤルを完備しており、導入前から導入後までを丁寧にサポートいたします。
お客様とコミュニケーションを取りつつ、事業内容に最適なお見積もりを作成するため、無駄なコストを省いた上で、業務効率化が実現できるでしょう。
「見積依頼」も素早く対応!
お気軽にご相談ください
代行業者に依頼して、集金・徴収業務を効率化しよう!
「集金」と「徴収」は、どちらもお金を集めるという意味の言葉ですが、「強制」の意味合いを持つかどうかや、与えるイメージに違いがあります。集金・徴収は精神的なストレスもたまりやすい業務のため、効率的なシステムを確立している代行会社に任せるのがおすすめです。
リコーリースの口座振替サービスやコンビニ決済サービスを利用することで、徴収・集金する側、される側のどちらにもメリットのあるスムーズな回収が行えます。集金・徴収業務を効率化したい方は、まずはお気軽にお問い合わせください。