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コンビニ決済の手数料はいくら?導入するメリット・デメリット

2024.11.26

2024.11.26

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コンビニ決済はクレジットカードを持てない未成年者や学生、オンライン決済に不安を感じる高齢者でも利用できる便利な支払い方法です。しかし、コンビニ決済には手数料がかかる点に留意して、導入を検討しましょう。

この記事では、コンビニ決済の手数料や導入のメリット・デメリットを解説します。また、コンビニ決済を導入する際の代行業者の選び方も紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

コンビニ決済の手数料とは?

スマホを支払い端末にかざしている様子

ここでは、コンビニ決済の手数料について、事業者が知っておくべき重要なポイントを解説します。ビジネスモデルや顧客層に合わせた最適な選択をするために、以下の内容をしっかりと押さえておきましょう。

コンビニ決済で発生する手数料の種類

コンビニ決済を利用する際、事業者は2種類の手数料に注意が必要です。

まず、1つ目は決済手数料です。決済手数料はコンビニ決済を利用する際に発生するもので、金額は支払い先や支払い金額によって変動します。

2つ目は回収手数料です。これは、代行業者を利用してコンビニ決済を導入する際に発生します。事業者は回収手数料を支払い、代行業者に代金を回収してもらう仕組みです。料金体系は代行業者によって異なります。

コンビニチェーン別の決済手数料

以下は、大手コンビニチェーンの決済手数料です。

10,000円未満 10,000円~49,999円 50,000円以上
セブン-イレブン 110円 220円 440円
ファミリーマート 110円 220円 550円
ローソン 110円 220円 550円
ミニストップ 110円 220円 550円

(※2024年6月時点)

セブン-イレブンは50,000円以上の支払いに対して手数料が低く設定されていますが、基本的にどこのコンビニチェーンでも大きな変化はありません。また、ECモールに出店する場合は、コンビニの決済手数料に加えて、モール側への手数料も考慮する必要があります。

【再確認】コンビニ決済について理解を深めよう

レジで財布を持っている女性、接客中の男性店員

コンビニ決済は、多くの事業者にとって有用な決済手段です。ここでは、コンビニ決済の基本的な仕組みと特徴について解説します。支払い方式の種類や注文から入金までの流れ、そしてこの決済方法を好む顧客層について、具体的に見ていきましょう。

コンビニ決済には2種類の方式がある

コンビニ決済には、「払込票方式」と「ペーパーレス方式」の2種類があります。払込票方式は、紙の払込票をコンビニのレジに持参して支払う方法です。

一方、ペーパーレス方式は、専用端末で払込用番号を入力するか、スマホのバーコードを使用して支払います。どちらの方式も24時間365日利用可能で、現金払いにも対応しています。

注文から入金までの流れ

コンビニ決済のサービス内容について理解を深めるために、ECサイト事業者の事例を用いて、コンビニ決済利用の流れを見ていきましょう。顧客がECサイトでコンビニ決済を選択した場合、注文から支払い、代金入金までの流れは以下の通りです。

1.顧客がECサイトで商品を購入し、コンビニ決済を選ぶ
2.事業者が払込票を印刷し、顧客へ送付する
3.顧客は払込票を持って、コンビニの店頭で支払う
4.支払いが完了すると、代行業者を通じて入金確認の連絡が事業者に通知される
5.回収した代金は、入金日に代行業者から事業者の口座に入金される

コンビニ決済を好む顧客層

コンビニ決済は、多様な顧客層に支持されています。特に、クレジットカードを持たない未成年者や学生にとっては、便利な支払い手段です。オンラインでクレジットカードを登録することに不安を感じる方にも好まれています。さらに、現金払いの実感を大切にするシニア層にも人気があります。

コンビニ決済を導入するメリット

こちらを向いている笑顔の女性

コンビニ決済の導入は、顧客層の拡大、入金管理の効率化、そして機会損失の防止といったメリットがあります。これらのメリットは、ビジネスの成長と効率化に直結する重要な要素です。ここでは、コンビニ決済導入による3つのメリットを詳しく説明します。

幅広い顧客層にアプローチできる

コンビニ決済は、クレジットカードや銀行口座がなくても支払いができる点が強みです。例えば、クレジットカードを持てない未成年者や学生、オンライン決済に不安を感じる高齢者など、従来の決済方法では取り込めなかった層にリーチできます。

入金額の間違いを防げる

コンビニ決済の導入は、入金確認業務の効率化にも大きく貢献します。従来の銀行振り込みでは、過小入金や過剰入金への対応に手間がかかっていましたが、コンビニ決済ではそのような心配がありません。

さらに、誰がいつ入金したのかを管理画面で簡単に確認できるため、入金状況の把握が容易になります。

機会損失を防げる

コンビニ決済によって、機会損失を防ぎ、売上アップにつながる点もメリットです。例えば、決済手段がクレジットカードのみの場合、「クレジットカード審査に通らなかった」「ブラックリストに載ってしまった」といった方は商品・サービスを購入できません。

しかし、コンビニ決済であれば現金での支払いが可能なため、顧客がやむを得ない事情で購入を諦める事態を防げます。

コンビニ決済を導入するデメリット

パソコンの前で頭を抱える男性

コンビニ決済は便利な支払い方法ですが、デメリットもあります。ここでは、コンビニ決済導入時に注意したい2つの重要なポイントについて説明します。

支払い忘れやキャンセルのリスクがある

コンビニ決済は、顧客が注文後に支払いを忘れてしまうケースや、支払い期限が過ぎてしまい、再発行の手間を避けてキャンセルしてしまうケースがあります。これは、事業者にとって販売機会の損失につながる可能性があります。

払込票の送付に手間がかかる

払込票方式のコンビニ決済では、払込票を印刷し、封筒に入れて顧客に郵送する手間が生じます。さらに、顧客が払込票を紛失したり、支払い期限を過ぎてしまったりした場合、新たな払込票の再発行と再送付が必要です。これは、単なる手間だけでなく、追加のコストにもつながります。

コンビニ決済の手数料は「事業者」or「顧客」どちらが負担したほうがよい?

右手に持ったペンをおでこに当て、目を閉じている女性

コンビニ決済の手数料負担は、事業者にとって重要な経営判断のひとつです。顧客サービスの向上と利益確保のバランスを考慮し、適切な選択が求められます。ここでは、コンビニ決済の手数料負担に関する両面のアプローチを詳しく見ていきましょう。

事業者が負担するメリット

コンビニ決済の手数料を事業者が負担することで、「手数料無料」という魅力的なアピールポイントが生まれます。これは、特に競合が激しい業界で顧客獲得の強力な武器となり得ます。例えば、同じ商品を扱う2つのECサイトがあった場合、手数料無料のほうを選ぶ消費者は少なくないでしょう。

さらに、顧客満足度の向上による長期的な利益も見込めます。手数料を気にせずに支払える安心感は、リピート購入や購入単価の上昇につながる可能性があります。ただし、手数料負担は事業者の利益を直接的に減少させる点に注意が必要です。

利用者負担にする際の注意点

コンビニ決済の手数料を利用者に負担してもらうと、利益がアップします。ただし、購入の障壁となり得る点に注意しましょう。また、「手数料がかかることを知らなかった」と顧客からのクレームにつながる恐れもあるため、手数料の存在を事前に明確に伝えることが大切です。

コンビニ決済を導入:代行業者を選ぶ際に確認したいこと

「Point」と書かれたノート、ペンを持つ右手

コンビニ決済の導入を検討する際は、慎重に代行業者選びをしましょう。手数料の構造や対応コンビニ数、サービス内容、導入実績、そしてサポート体制など、さまざまな要素を総合的に評価することが重要です。

ここでは、代行業者を選ぶ際に特に注目すべき5つの重要なポイントについて詳しく説明します。

料金体系

代行業者によって料金体系が異なるため、自社のニーズに合った選択が求められます。初期費用、月額基本料、回収手数料、振込手数料などの項目を細かくチェックしましょう。

例えば、請求頻度が低い事業者の場合、初期費用が無料でも月額基本料が高いプランは不向きといえます。一方、取引量が多い事業者なら、1件ごとに発生する回収手数料に注目すべきでしょう。

対応コンビニ数

より多くのコンビニチェーンと提携している代行業者を選ぶことで、顧客の利便性が大幅に向上します。例えば、セブン-イレブンやファミリーマートしか提携していない代行業者を選んでしまうと、「近所にローソンしかコンビニがない」という顧客は不便に感じることがあります。

サービス内容

サービス内容が自社に合っているかも大切な選択基準です。まず、支払い方法の多様性を確認しましょう。コンビニ決済の場合、払込票のバーコードをスマホで読み取って支払いができる決済アプリなど、最新の技術に対応していると便利です。また、業務効率化の観点から、請求書発行や入金管理などの付随サービスの有無も重要です。

導入実績

多くの事業者に採用されている業者は、信頼性と安定性が高いといえます。例えば、公共料金の支払いで使用されている業者などは、セキュリティや運用面において安心できるでしょう。

また、業界別の導入事例を確認することも有効です。自社と似た業種での成功例があれば、より具体的なイメージをつかめます。さらに、導入している事業者の規模も考慮しましょう。中小企業向けのサービスに強い業者もあれば、大企業向けに特化した業者もあります。

導入実績を確認する際は、単に数字だけでなく、顧客の声や具体的な成果にも注目してみてください。導入後の売上増加率や顧客満足度の向上など、定量的なデータがあれば、より説得力があります。

サポート体制

代行業者のサポート体制が万全だと、システムトラブルや運用上の疑問が生じた際、迅速に対応してもらえます。24時間対応のカスタマーサポートを提供している業者であれば、夜間や休日のトラブルにも即座に対処できるでしょう。

また、丁寧な説明やサポートを提供してくれる業者を選ぶと、スムーズな導入が期待できます。定期的なアップデートや新機能の追加に関する情報提供も、長期的な運用には欠かせません。

まとめ

こちらを向いているスーツの男女4人

コンビニ決済は、利便性が高く、入金の金額ミスなどのリスクを軽減できる一方で、手数料負担が課題といえます。導入のメリットとデメリットを慎重に検討し、事業規模や顧客層に合わせて判断することが重要です。

手数料の負担者選択や代行業者の選定も、ビジネスに大きく影響します。代行業者を選ぶ際は、料金体系や導入実績、サポート体制などを細かくチェックしましょう。

コンビニ決済の導入を検討中の方は、ぜひ「リコーリース」へご相談ください。リコーリースのコンビニ決済サービスは初期費用が無料で、基本料金がかかるのは利用した月だけのため、請求件数が少ない・請求頻度が高くないといった事業者でも手軽に利用できます。また、導入実績も豊富なので、業種ごとのお悩みにも柔軟に対応できます。

専任のカスタマーセンターにて、導入前から導入後までしっかりサポートするため、初めてコンビニ決済を導入する方も安心です。まずはお気軽にお問い合わせください。