口座振替の費用がわかる!5つの主要コストと導入のメリット
2025.01.16
2025.02.11
口座振替は、定期的な支払いを自動的に回収できる便利な決済方法です。しかし、導入を検討しているものの、初期費用や月額基本料を含む手数料といった費用面の不安が大きい方もいるのではないでしょうか。
この記事では、口座振替の利用にかかるさまざまな費用を徹底的に解説します。口座振替のメリットやサービス選びのポイントも解説しますので、口座振替の導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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目次
口座振替サービスとは
口座振替とは、利用者の銀行口座から自動的に料金を引き落とす決済方法です。一度利用者が銀行口座を登録すれば、それ以降は毎回支払い手続きを行う必要がありません。
決まった日付に自動的に支払いが完了するので利用者の利便性が高く、事業者にとっても未払いリスクを低減できる点がメリットです。さらに、クレジットカードを持たない顧客層にもサービスを提供できるため、顧客基盤の拡大にもつながります。
以下では、口座振替の具体的な導入方法や、口座振替の導入に適しているビジネスを紹介します。
口座振替サービスの導入方法
口座振替サービスには、2つの導入方法があります。
1つ目は金融機関との直接契約です。この方法では、各金融機関と事業者が個別に契約を結び、手続きを行います。ただし利用者のニーズに合わせるには複数の金融機関と契約する必要があり、手間と時間がかかるため、あまり一般的ではありません。
2つ目は代行業者を利用する方法です。代行業者と契約することで、代行業者が提携している多数の金融機関で口座振替が利用できるようになります。代行を依頼する費用は発生しますが、初期の手続きが簡素化され、入金管理も一元化できるため、業務負担が大幅に軽減できるのがメリットです。
口座振替の導入に適しているビジネス
口座振替サービスは、継続的に支払いが発生するさまざまな業種で活用されています。その中でも、以下のビジネスには口座振替の導入がおすすめです。
・介護施設の利用料
・病院・クリニックの訪問診療費
・学習塾やカルチャースクール、ジム等の月謝
・小中学校での各種費用(教材費や給食費など)
・賃貸物件の家賃
高齢者の利用が多い介護施設の場合、利用者やその家族にとって、毎月の支払い手続きが負担になることあるでしょう。また、学習塾では、子どもに現金を持たせるのを不安に感じる保護者も少なくありません。
これらのビジネスでは、「利便性を高めつつ、従来の現金集金に伴うトラブルや手間を軽減できる」という口座振替のメリットを感じやすいでしょう。
口座振替サービス利用時に発生する費用&比較ポイント
口座振替サービスを導入する際には、主に5つの費用が発生します。
・初期費用
・月額基本料
・振替手数料(請求手数料)
・振込手数料
・オプションサービスの利用料
これらの費用を正しく理解し、自社に適したサービスを選択することが重要です。ここでは、代行業者の口座振替サービス利用時に発生する上記の5つの費用の特徴や比較・検討時のポイントについて詳しく解説します。
初期費用
初期費用は導入時に一度だけ発生し、システムの導入や初期設定費、導入サポート費などに充てられます。一般的な相場は数万円程度ですが、代行業者によっては初期費用を無料としているケースもあるため、複数の代行業者の料金を比較検討するのがおすすめです。
ただし、初期費用は導入時のみの単発の出費なので、月額利用料のように継続的に発生するコストとのバランスを長期的な視点で考えるのがよいでしょう。
月額基本料
口座振替サービスの利用には、月額基本料が発生します。これは、システム利用料や顧客管理コストをカバーするため、毎月発生する固定費用です。一般的に数千円以上からですが、代行業者によって異なります。
中には月額基本料無料や、利用しない月は請求されないサービスもあります。請求件数が少なかったり請求頻度が少なかったりする事業者にとっては、月額基本料が大きな負担となる恐れもあるでしょう。そのため、自社の利用状況に適切な料金プランを提供してくれる代行業者を選ぶことが重要です。
振替手数料(請求手数料)
振替手数料(請求手数料)は、口座振替サービスの中核をなす費用です。請求1件ごとに発生し、一般的には「1件あたり○円」という形で設定されます。
多くの場合、請求件数が増えるほど1件あたりの手数料が安くなる仕組みになっています。ただし、中には「請求金額の○%」といった計算方法を採用している代行業者もあるため、事前に確認が重要です。
振替手数料(請求手数料)は発生頻度が高いため、実際の請求件数をもとに複数の代行業者の料金プランを比較検討することをおすすめします。
振込手数料
振込手数料は、代行業者が回収した代金を事業者の口座に振り込む際に発生します。通常、1回あたり数百円程度ですが、振り込みの頻度によっては負担になる可能性があります。コスト削減のためには、まとめて入金してもらうなど、振り込み回数を減らす工夫が効果的です。
一方で、資金繰りの観点から頻繁な入金が必要な場合もあるため、自社の状況に応じて柔軟なタイミングで入金をしてもらえる代行業者を選定するとよいでしょう。
オプションサービスの利用料
口座振替サービスには、基本的な機能以外にもオプションサービスが用意されていることがあります。例えば、請求書の発行代行や入金管理システムの拡張機能などがあり、有料オプションの場合は追加費用が発生します。
同じオプションであっても代行業者ごとに利用料が異なることもあるため、自社のニーズを慎重に検討し、費用対効果を見極めた上で導入を決定することが重要です。
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費用以外にもある?口座振替サービス選びのポイント
口座振替サービスを選ぶ際、費用体系が自社に適しているかはもちろん重要なポイントです。しかし、費用面以外に以下の要素も重要な判断基準となります。
・複数の金融機関に対応しているか
・オプションやサポートが充実しているか
対応金融機関が限られていると、利用者が普段使用している口座が登録できず、不便が生じる恐れがあります。
多くの金融機関に対応しているサービスを選ぶことで、利用者の利便性を大幅に向上できるでしょう。新たな口座開設や資金移動の手間が省ければ、支払いがスムーズに行えます。代行業者の選定時は、大手銀行だけでなく、地方銀行やネット銀行など、幅広い金融機関をカバーしているかをチェックしましょう。
加えて、充実したオプションがあれば、業務をより効率的に進められます。例えば、請求書発行代行のように、煩雑な作業を軽減できる機能が便利です。
口座振替の導入が初めての方は特に、サポート体制が充実しており、導入時や問題発生時の対応が迅速で丁寧なサービスを選びましょう。電話やメールでのサポートはもちろん、チャットやオンライン相談など、多様な方法で対応してくれるサービスが理想的です。
これらの要素を総合的に評価し、自社のニーズに合ったサービスを選択することで、より効果的な口座振替の導入が可能になります。
口座振替サービスを導入するメリット・デメリット
口座振替サービスには、事業者と利用者双方にとって大きなメリットがありますが、同時にいくつかのデメリットも存在します。
ここでは、口座振替サービスの主なメリットとデメリットを詳しく解説します。費用面での影響も考慮しながら、導入のメリットを最大限に活かし、デメリットを最小限に抑える方法を探っていきましょう。
口座振替サービスのメリット
口座振替サービスの主なメリットは以下の通りです。
事業者側のメリット
利用者側のメリット
幅広い金融機関からの請求が可能
支払い手続きの簡素化
未払いリスクの低減と売上安定化
支払い方法の選択肢の増加
業務効率化
手数料負担の軽減
まず、事業者は代行業者を利用することで、導入手続きを簡素化しながら、さまざまな金融機関の口座から自動的な代金回収が可能になります。これにより、未払いリスクが大幅に低減され、安定した収入が見込めるようになるでしょう。さらに、請求書発行や入金確認といった業務が効率化されることで、人件費の削減や他の業務への注力が可能です。
利用者にとっては、支払い手続きの簡素化が大きなメリットといえます。自動的に引き落としが行われることで、口座にお金が入っていれば、支払いのために銀行やコンビニに出向く必要がなく支払い忘れも発生しません。
また、クレジットカード払いに抵抗がある・クレジットカードを持っていないという方でも、銀行口座からの自動引き落としなら安心して利用できるため、支払い方法の選択肢が増えます。さらに、銀行振り込みでは振込手数料が発生しますが、口座振替では不要で、手数料負担の軽減にもつながります。
関連記事:個人事業主でも口座振替を導入できる?メリットや代行業者選びのポイント
口座振替サービスのデメリット
事業者が口座振替サービスを導入する前には、デメリットについても知っておくことが大切です。
デメリット
内容
導入の手間
契約手続きやシステム連携に時間がかかる
入金タイムラグ
引き落としから入金まで数日かかる
未回収リスクの発生
口座残高不足などで引き落としできない可能性がある
口座振替導入時に最も考慮すべき点は、導入に時間がかかることです。審査や契約手続き、システム連携など、準備に数ヶ月を要する場合があります。特に金融機関との直接契約では、担当者に多大な負担が生じることもあるため、代行業者を賢く活用して、できるだけスムーズな導入を目指しましょう。
また、利用者の口座から引き落とされてから、実際に事業者の口座に入金されるまでにタイムラグが発生します。資金繰りに影響を与えないように、入金までの期間を考慮した資金計画を行うことが大切です。
最後に、口座振替は100%の回収率を保証するものではありません。利用者の口座残高不足などにより、引き落としができないケースも発生します。未回収リスクを低減するには、利用者の金銭的余裕があるタイミングで引き落としができるように、振替日の設定が柔軟に行えるかどうかも重要です。
費用を抑えて導入可能!リコーリースの口座振替サービス
口座振替サービスの導入を検討する際、費用面での懸念は避けられません。できるだけ費用を抑えて、便利な口座振替を導入したい方は、ぜひリコーリースにご相談ください。
リコーリースの口座振替サービスは、全国の都市銀行・地方銀行をはじめ、ゆうちょ銀行、ネットバンクなど、ほぼ全ての金融機関に対応しています。利用者の「支払いやすさ」を向上できる上、専用のWebサイトを使用するため初期費用がかかりません。また、請求がない月は月額使用料を含む手数料も無料です。
請求件数に縛りがなく1件からでも利用できるほか、使わない月は料金も発生しないため、スタートアップや請求頻度が少ない事業者、利用者数の少ない個人事業主も導入しやすい点が魅力といえます。
また、東証プライム市場上場のリコーグループとして約40年の実績と信頼があり、ホームページではさまざまな業種で導入事例もご確認いただけます。
請求・入金確認作業の負担軽減、訪問集金コストの削減、現金取り扱いにおける紛失リスクの解消など、回収業務に関するお悩みがある方は、ぜひリコーリースへお任せください。
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まとめ
口座振替サービスは、企業の業務効率化と未払いリスク低減に効果的なツールです。導入時には、初期費用、月額使用料、振替手数料(請求手数料)、振込手数料、オプションサービスの利用料といった費用が発生します。
ただし、費用は発生するものの、金融機関と直接契約する際にはかなりの手間と人的コストがかかるため、費用対効果を踏まえて比較・検討することが重要です。口座振替サービス選択の際は、費用面だけでなく、セキュリティや顧客サポートなども考慮しましょう。
リコーリースでは、口座振替とコンビニ決済が利用できる集金代行サービスを提供しています。専用のサポートセンターがあり、導入前から導入後までを丁寧にサポートします。まずはお気軽にお問い合わせください。
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